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2016年09月

ARBA公認品種 No.5 サテンアンゴラ(Satin Angora)

カテゴリ:
Satin Angoras 11-12 031 (1)

〇品種の由来:
前回のフレンチアンゴラ、その前のイングリッシュアンゴラで書きましたように、アンゴラはもともと毛を利用するために改良された品種です。アンゴラ種は突然変異でできた品種です。
他のアンゴラ種がARBA登録が1944年と比較的早くに認定されているのに対し、このサテンアンゴラは1987年登録と比較的新しい品種です。サテンの毛は突然変異で劣性の遺伝子変化によるものと言われます。北アメリカ地方にて見出された品種のようです。

〇体格:
他のアンゴラ種と比べても、体毛が他の品種にない程の柔らかさと輝きを持ちます。
大きな特徴は、半透明で光を反射しきらきらと輝きを持つ体毛で、毛は細めです。
標準体重は4kg前後。 

〇性格:
他のアンゴラ種と同様、おとなしい性格のようです。

〇育て方のポイント:
毛玉症に注意しましょう。グルーミングを適時行ってください。


■実際の動画: Satin Angora Rabbit in Snow - Louie at Heartsong Rabbitry in Indiana  

ARBA公認品種 No.4 フレンチアンゴラ(French Angora)

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〇品種の由来:
前回のイングリッシュアンゴラで書きましたように、アンゴラはもともと毛を利用するために改良された品種です。原産国はトルコ、これがフランスに入って改良された種です。ARBAへの登録は1944年となっており、イングリッシュアンゴラと同年の登録です。

〇体格:
イングリッシュ・アンゴラは耳の先まで長い毛が生えていますが、フレンチ・アンゴラは耳の毛が短いので区別がつきやすいです。体重は5kg前後と、イングリッシュアンゴラよりも大柄です。 

〇性格:
大変おとなしく我慢強い。あまり動かないという変わったウサギ。

〇育て方のポイント:
動かない事が好きなようで、無理に動かすとストレスになるようです。一緒に遊ぶよりは見て、撫でて可愛がるのがよいようです。

特徴
アンゴラという品種には改良された国ごとに種類があり、フランスで品種改良されたアンゴラはフレンチ・アンゴラと呼ばれています。大きなくくりで言えば、アンゴラはイングリッシュ・アンゴラとフレンチ・アンゴラの2種になりますが、大きな違いは耳の毛の長さです。

また大きな特徴として、アンゴラ種の中ではグルーミングしやすいそうです。

■実際の動画:"Chicken" the French Angora running around
 

ARBA公認品種 No.3 イングリッシュアンゴラ(English Angora)

カテゴリ:
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〇品種の由来:
アンゴラはもともと毛を利用するために改良された品種で、毛の長さは10cm以上にもなります。 イングリッシュアンゴラは、さらに改良してペット用に小型にした品種で、アンゴラ種の中でもっとも小型です。 うさぎの品種では中型種になります。
品種改良は狙って改良していったタイプではなく、突然変異種を増やして行ったようです。
名前の由来はトルコの町、アンゴラ(現アンカラ)からで、ARBAへの登録は1944年となっています。

〇体格:
体重は3kg前後。毛が多く、実際よりかなり大きく見えるそうです。

〇性格:
ウサギの中では甘えん坊の品種のようで、おとなしく抱っこもされています。 走る時は優雅に毛をゆさゆさしながら動きますが、捕まえようとすると加速するようです。しかし大人が走れば捕まえられます。
 
〇育て方のポイント:
この品種は、元々毛を採取するために毛が長いので毛玉になりやすいです。特に毛玉になりやすいのは前足の付け根、あごの下、耳の付け根、首の後ろ、お尻から後ろ足周りだそうです。これを飲み込むと毛玉症になるので注意が必要です。

■実際の動画: 

ARBA公認品種 No.2 アメリカンセーブル(American Sable)

カテゴリ:
American-Sable-Rabbit-Breed
〇品種の由来:
アメリカンセーブルについては起源がはっきりしないようである。交配の経緯については各説あるが、チンチラ種より産み出されたというのは共通している。他にハバナ種チョコレートカラー、アンゴラ種が関係しているとも言われている。1900年代初めにフランスの品評会で初めて登場した。ARBAには1931年に登録されている。

〇体格:
体格は大柄で、4kg前後。 セーブルは「クロテン」の意味で、名前にふさわしく、上部は濃いセピアブラウンで、背中の濃い部分からお腹にかけて淡いブラウンに変化していくグラデーションカラーが特徴。 

〇性格:
不明
 
〇育て方のポイント:
不明


このウサギに関しては、あまり情報がありませんでした。日本ではあまり流通していない品種なのでしょう。一部に絶滅危惧種の記載もあり、めずらしいウサギであることは間違いありません。

■実際の動画:

 

ARBA公認品種 No.1 アメリカンファジーロップ(American Fuzzy Lop)

カテゴリ:
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〇品種の由来:
アメリカンファジーロップは、オランダ生まれのホーランドロップイヤーとフランス原産のフレンチアンゴラを交配して生まれたアメリカ原産の大きな垂れ耳が特徴の飼いうさぎ(カイウサギ)の品種。
ARBAへの登録は1988年と比較的新しい品種です。

〇体格:
体長は雄、雌ともにおよそ30cm、体重は雄、雌ともにおよそ2kg前後。
耳は長く垂れている。 被毛の長さはおよそ5cmで長め。

〇性格:
温和でなつきやすい。控えめな性格。抱っこを嫌がらない事が多い。
 
〇育て方のポイント:
毛が長いので毛玉症に注意が必要。垂れ耳のロップイヤー種は、全体的に太りやすく肥満になりやすい傾向があるので、肥満に注意。
多頭飼育は、子ウサギのころから行なえば可能であるが、成長してからでは他の品種と同様に難しい。


■実際の動画:American Fuzzy Lop Valentine Litters


■参考:
1.ARBA公認品種リスト:https://www.arba.net/PDFs/breed_id_rab_cav.pdf 
2.とってもかわいい!ウサギの育て方 [単行本]

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