耳鳴りで悩んでいます -症状から考える耳鳴り-
ここ2か月くらい、静まり返っている場所にいると、常に耳が「キーン」と鳴っている状態が続いています。最初はPCの前で作業しているときに気づいたのですけど、段々と音が強くなってきたように思えます。そこで今回の日記では、耳鳴りについて考えていきたいと思います。
長くなるので最初に結論を書いておきます。
結論 -耳鳴りはほとんど明確な原因は特定できない-
耳鳴り単体の場合、耳鼻科を受診しても原因がわからないことがほとんどだそうです。耳鼻科のサイトや、鍼灸院のサイト(なぜか鍼灸院は耳鳴りに関する記述があるところがあります)などを複数確認しても、他にめまいなどの随伴症状があれば原因は特定できますがそうでないと原因がわからないようです。
理由はメカニズムがわかっていないからと書いてあることが多かったです。
尚、随伴症状がある場合はこれなんか参考になるでしょう。
私の場合は入り口でめまいがまずないので、耳鼻科疾患や脳神経系の疾患の可能性は低そうです。
自分だけがわかるか、人からもわかるか?
■自覚的・他覚的自覚的は、自分しか聞こえない耳鳴りです。
他覚的は血流などに起因するため、他人も聞くことができる耳鳴りになります。
他覚的耳鳴りは自覚的な耳鳴りと比べて稀なケースですが、患者さんに耳を近づけたり、聴診器を使ったりすると医師など第三者にも聞こえる耳鳴りが、他覚的な耳鳴りです。この音は一般的に拍動(ご自身の心臓の音が耳を通して伝わってくるもの)で、血流の異変や筋肉収縮が主な原因とされています。
耳鳴りのみの症状から考える分類
耳鳴り単品での場合の疾患については、論文や耳鼻科のサイトからの情報収集はできませんでした。なので、鍼灸院の資料からわかりやすそうなのを転載します。
■引用元:フルミチ鍼灸院 ブログ
高音性耳鳴りから考えられる病名
分類ができたら、耳鳴りのみから考えられる疾患名を調べることができました。1・ストレス説
高度のストレスにさらされると耳鳴りが生じるようです。
主に鍼灸院などのサイトでこの主張がされていることが多く、つぼを刺激すると軽減するよという宣伝文句とともにこの説が載っています。
2・老人性難聴の初期症状
加齢によるもののほかに、運動不足や肥満、喫煙習慣、高血圧などが原因と考えられるそうです。
そういえば症状が悪化してきた3月末からコロナウィルスの騒動でジムが閉鎖され、急に運動習慣がなくなったなーとか今思っています。
そういえば症状が悪化してきた3月末からコロナウィルスの騒動でジムが閉鎖され、急に運動習慣がなくなったなーとか今思っています。
低音性耳鳴りから考えられる病名
高音性の耳鳴りや難聴が中高年に発生しやすいのに対し、低音性は20~40歳台の比較的若い層に多く発生するようです。これも原因ははっきりとしていませんが、ある耳鼻科のサイトでは要因をストレスもしくは寝不足の患者が多かったと書いています。
低音障害型感音難聴は独立した病気ではありません。難聴を起こす病気は『突発性難聴』と『メニエール病』に大別され、1回の治療で治れば突発性難聴、再発した場合はメニエール病とされています。
雑音性耳鳴りから考えられる病名
雑音性耳鳴りは複数の音が重なったような音が聞こえるのが特徴です。聴覚過敏が要因として考えられているようで、関係が深い病気としてはメニエール病や片頭痛が考えられているようです。そうなると、めまいも併発するんでしょうね。書いてなかったですけど。
純音性耳鳴りから考えられる病名
高音でも低温でもない、ある一定の音がずっと聞こえている状態です。これに関してはこれといった記載が見つけられませんでしたが、論文に「急墜型難聴などでは急墜する周波数 の前後で中枢における興奮 と抑制のバ ランスが興奮側に傾き純音性 耳鳴が生 じやす くなる」との記載がありました。
■参考文献: 耳鳴の診療 ―疫学から治療 まで―
まとめ -色々調べた結果、やっぱりはっきりとした原因は不明-
これではないかレベルの記載はみられるものの、耳鳴りについては研究段階だと記載しているところが多くありました。たまにこの音がしたらこの病気と言い切っているサイトもありましたが、医療系のしっかりとした根拠が記載してあるサイトでは言い切っているところは見つけられませんでした。
ですので、気になるなら耳鼻科へかかるのが良いかと思います。
■参考サイト:耳鳴りと耳の関係は? - ゾンネボード製薬
■参考サイト:耳鳴とは 難聴、耳鳴の原因となる病気 難聴、耳鳴 ... - 滋賀医科大学
■参考サイト:議論は しない 耳鳴り治療 - J-Stage