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VR、ARにつづいて網膜投影型のデバイスが投入され始めました。

網膜投影型は、イメージとしてはこんな感じに、眼鏡を通して実際の景色の上に必要な情報を表示するツールです。
focus

公式動画もアップされました。


用途として想定されているのは、スマホの通知やナビなのどの情報を直接投影することでスマホを開かなくても情報が確認できるツールを目指しています。

この網膜投影型は各社いろんな試作品を発表していますが、商用ベースで実際に購入できるのは2020年1月現在ではNorth社が2019年から発売している「Focals」があります。

下の写真は、2020年に投入予定の「Focals 2.0」になります。より普通の眼鏡に近づいています。
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そして今回ご紹介するのは、2019年年末に発表された「Bosch Light Driveテクノロジー」についてです。
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これは従来型のが、眼鏡に装着しているデバイスより、プリズムを使って間接的にレンズに画像を投影するタイプが多かったのですが、今回の商品は網膜に画像を直接投影します。
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ですから、周りがすごく明るくても見えます。環境に依存しないタイプの網膜投影型ディスプレイになります。そしてこのデバイスは上の写真のように、本体は小さいので普通の眼鏡に仕込めます。調整は必要でしょうけど。

ただ直接網膜に長時間光を投影するので、目への負荷はどうなんでしょうか?
今回の商品に限らず、網膜投影型ディスプレイに関して、健康への影響に関する記事がないのが気になりますが、今のところ確認できず、理論上は問題ないということでしょうか?

いずれにせよ、このデバイスが普及すれば、現在のAppleWatchをはじめとするウェラブル端末の一歩先の製品になるのではと期待しています。