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今年の夏は温度の割にべとべとジメジメしていませんか?
なんか今年は湿気が多い気がするんですよね。
そこで今回は学校で習ったので知っていると思いますが、でも聞かれると正確に答えられない、気温と湿度と不快指数についてまとめてみました。

不快指数と湿度の関係
例えば岐阜県の2020年7月上旬のある日、室内の温度27℃に対して湿度は70%前後でした。
これを温度と湿度からおおまかな不快指数を表したしたのグラフで見ると、不快指数は75を超えています。
不快指数1
■引用元:NPO法人 住まいの学習館 講座No.029-1 「湿度と体感温度の関係」


この不快指数、アメリカ人なら半分は不快と感じる状態のようです。
日本人はもう少し我慢強いようですけど。
不快指数2


この不快指数、数式で求められ、乾球温度(乾湿温度計(乾湿計)において乾球側の示す温度、いわゆる空気の温度)をTd(℃)、相対湿度をH(%)として

0.81Td+0.01H(0.99Td-14.3)+46.3

で求められます。もしくは、

1.8Td-0.55(1-H/100)(1.8Td-26)+32

でも求められるようです。
ここから求められる値を見ていくと、気温27℃、相対湿度55%で不快指数75であり、気温29℃ 湿度70%で不快指数80と、全員が不快と感じる不快指数80は意外に低い温度でも達するようです。

湿度100%の状態
では不快指数の算定ででてきた相対湿度とはどのように算定するのでしょうか?
計算式はこれです。
相対湿度

見ての通り、空気中に存在できる水蒸気量(飽和水蒸気量)を、実際の水蒸気量で割るという単純なものです。でも飽和水蒸気量は温度と共に変わってきます。これが同じ湿度でもジメジメしているという感じにつながるのです。
飽和水蒸気量

例えば気温0℃で5g/㎥の飽和水蒸気量だったのが、気温15℃で12g/㎥、これが倍になるのは気温26℃で24g/㎥となり、温度が上がると飽和水蒸気量だはそれ以上に上がっていきます。

ですので例えば同じ5g/㎥を比べてみると、0℃の時には相対湿度100%ですが、26℃の時には相対湿度20%となります。

ちなみに相対湿度100%の状態では何が起こるかといいますと、空気中にいられなくなった水分は霧や結露を引き起こします。冬場に結露しやすいのは、この飽和水蒸気量が少ししかないからなんですね。

まとめ
気温が低くても不快指数80を超えれば熱中症のリスクは高まるそうです。
特に高齢者はこの温度や湿度を感じる能力が落ちていて、その結果熱中症になることが多いそうです。

気温だけにこだわらず、湿度も見ながら、快適な室内空間の維持に心がけていきましょう。




■参考記事:100%素材主義 講座No.029-1 「湿度と体感温度の関係」
■参考記事:国立国会図書館 温湿度管理