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2020年11月現在でも市場に在庫が出回っていない「RTX3080」、店頭で注文して3日前に手に入れました。数日使用してみて早速レビューを書いてみたいと思います。

今回購入したのはこれ。


これを選んだ理由は、「AMD Ryzen 7 3700X」にCPUを載せ替えた時に、「ASUS  TUF GAMING X570-PLUS」にマザーを載せ替えているので、同じASUSでそろえようと思ったからです。

お店に聞いた、RTX3080の在庫状態(2020年11月現在)
これを注文するときに聞いた在庫状態です。今在庫が市場にあるのは、

〇ASUS 「ASUS GeForce RTX 3080 TUF」のシリーズのみ。「ROG-STRIX」シリーズはメーカーにも在庫なし。
〇ZOTAC 「ZOTAC GeForce RTX 3080」は在庫あり。
〇玄人志向 「玄人志向 GeForce RTX3080」は在庫あり。

の3社で、他の会社は入荷見通しがないそうです。これらグラボは中部地方であれば大須などにいけばまれにあるので急ぐならそちらに行ってほしいとのことでした。ちなみに私がオーダーした「ASUS  TUF-RTX3080-O10G-GAMING」は、発注より2日で店頭まできました。購入店舗はパソコン工房 グッドウィルです。

ベンチマーク
早速「FINAL FANTASY XV BENCHMARK」を回してみました。
スコアは2.05倍となりました。旧グラボ「MSI GeForce GTX 1080 GAMING X 8G」はレイトレーシング対応していないのでこの部分は比較できませんが、性能倍はうれしいですね。

〇旧構成:AMD Ryzen 7 3700X + MSI GeForce GTX 1080 GAMING X 8G
FFベンチ

FFベンチ2

〇新構成:AMD Ryzen 7 3700X + ASUS TUF-RTX3080-O10G-GAMING
FFベンチ3

FFベンチ4

実際に使用してみて -フリーズ問題は解決したのか?-
これに変えたのは、「Microsoft Flight Simulator 2020」を快適にプレイするためと言っても過言ではないでしょう。
VRAMが若干10GBでは少ない気もしますが、性能的には十分かと思います。

これを最高設定で動かした時に懸念されるのは、最初のころに噂になったフリーズするという問題です。
実際に使用してみて、フリーズはしませんでした。
と言いますのも、どうやらドライバの不具合が原因であったようで、現在では3090、3080共にフリーズは起こらなくなったようです。

大きさはどう?
正直、でかいです。この写真は実際の装着状態です。使用しているケースは「Cooler Master Stryker SE」というもので、フルタワーです。

上から見ると、フレームより更に奥に入り込んでいるのが見えます。このフレーム、ミドルタワーならこのあたりまでのスペースしかないものが多いので、サイズを測らないと入らないかもしれません。
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結構こまるのがこの8ピン×2の配線。うちの電源は少し前に「Seasonic FOCUS PX 850W 」に交換していて、さすがに最近の電源だけあってケーブル長に余裕がありましたが、以前しようしていた同じSeasonicの電源ケーブル、この「Cooler Master Stryker SE」に変えてからケーブル短いなとか思っていたので、グラボの大きさもさることながら、ケーブルの取り回しも考えないと装着苦労すると思います。
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私の場合はこの後、「長尾製作所 職人シリーズ VGAサポートステイ SS-NVGASTAY-WHITE」という製品をグラボの下側に噛ませて、ケーブルが干渉しないようにこのステイに這わせました。

後で気づいたんですけど、サポートステイ先につけるとグラボの自重でディスプレイポートにケーブル刺さらなかったので、位置を調整してから「VGAサポートステイ」つけるといいですよ。
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写真の左側、ケーブルが集中しているあたりに8ピン×2があります。この「Cooler Master Stryker SE」はケーブルの取り回しがしやすくできているので干渉しませんが、見ての通り、長さもさることながらボードの幅もでかいです。まあVGAとCPUファンはどんなグラボでも基本、距離はないですけど、「AMD Ryzen 7 3700X」のリテールファンは結構でかいので、こっちからみるとギリギリに感じますね。
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排熱について
元々「Cooler Master Stryker SE」は熱がこもりにくいケースなので、グラボが全力でファン回すような事態にはあんまりならないのですけど、このASUSの「GeForce RTX 3080 TUF」はファンが3連でついているので、フライトシミュレーターのようなグラボの性能要求するソフトつかっても、ファンがうるさいとかグラボが爆熱になるとかいう感じは今のところ受けません。

尚、これが「Microsoft Flight Simulator 2020」を1時間プレイした直後のGPU情報です。設定はすべてULTRAにしてプレイしました。視点切替で極々まれにカクつくことはあっても(1時間中、1回のみありました)快適にプレイでき、そしてファンも爆音で回ることはありませんでした。
ASUS

むしろでかくなって冷却性能に余裕ができたんだと思います。41℃ってまだ余裕を感じる温度です。ただし11月中旬の夜間に「Microsoft Flight Simulator 2020」を1時間プレイしていると何故か室温が21℃から25℃まで上昇しました。たぶんですけど、冷却性能には余裕はありますが、その排熱が「Cooler Master Stryker SE」の高効率の排熱性能のために部屋に放出されているんだと思います。

夏は全開でグラボを使用するゲームだと暑くなるかもしれませんね。


まとめ
先代の2080はマイニングブームがあったこともあり、14万円を超えている時期がありました。その頃から比べると割安感があります。

今回の「GeForce RTX 3080」については出だしこそ色々と不具合あって叩かれたものの、安定してこればコスパはそれほど悪くないと思います。私のように2~3世代おきにグラボを交換している人間からすると、現行で負荷高いフライトシミュレーターが楽に動いているところを見ると、今後数年は一線で活躍できそうですので、ミドルクラスのを高頻度で買い替えるよりは全然お買い得だと思います。

手に入らないと悩んでいる方にも、店頭で頼めば数日で来る程度には在庫が回復してきているようです。一度店頭で確認されてみてはいかがでしょうか?