最近、車でラジオを聴いている時に、男性にも更年期障害があると聞きました。
でもどんなものなんでしょうか?

男性更年期障害の判断基準
産経新聞の記事では、下記のような症状を紹介していました。
男性更年期障害

この中で、特に
  1. 性欲が低下した
  2. 元気がなくなってきたような気がする
  3. 体力、もしくは持続力が低下した
  4. 身長が低くなった
  5. 毎日の楽しみが減ったように感じる
  6. もの悲しい気分だ、あるいは怒りっぽい
  7. 勃起力が弱くなった
  8. 最近になり、運動能力が低下したように感じる
  9. 夕食後にうたた寝することがある
  10. 最近、仕事がうまくいかない。仕事の能力が低下したように感じる
の中の、①と⑦の両方が当てはまる場合、または3つ以上の項目に該当する場合は、男性更年期障害の疑いがあるそうです。

私の場合、①③⑥⑦があきらかに当てはまり、⑧は怪しい、⑨は単調なテレビ番組見ているとたまにあります。ということは、立派な更年期障害っぽいです。


男性更年期障害の原因
ではどのような原因でこの更年期障害になるんでしょうか?
主な要因はテストステロンの減少だそうです。
テストステロンとは男性ホルモンの一種ですが、男性ホルモンの実に95%はテストステロンで構成されているので、「男性ホルモン=テストステロン」という認識で良いと思います。

その働きですが、「男性的な体付きや思考性を作る」ことにあり、精神的・肉体的な元気さを維持するために必要なことはもちろん、性機能(勃起力や性欲)・生殖機能や記憶力、認知力にも関係しているといわれています。

このテストステロンは、下のグラフのように年齢と共に減少していきます。
10_01_01
※図は日本内分泌学会より引用

男性更年期障害の治療

生活習慣の改善

テストステロンの増加については、運動が分泌を促すとのことで、まずは無理のない範囲での筋トレなどが推奨されます。 この運動は、肥満なども関係なく、見た目をどうこうするよりは基礎体力の向上を目指す感じです。

投薬によるホルモン補充 病院で注射

まず投薬を希望するなら、泌尿器科の受診が必要です。そしてクリニックでは、「エナント酸テストステロン」という日本で医療用に唯一承認されているテストステロン剤が使用されます。

投薬によるホルモン補充 薬局で軟膏を買う

何で軟膏なんだろうと調べてみると、テストステロンを飲み薬にすると、体内を巡る前にテストステロンが肝臓で全て分解されてしまうので、効果が期待できないからだそうです。

市販されている軟膏は、この2つのようですね。

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まとめ
更年期障害と一口に言っても、下図のように女性のそれが一過性なものに対して、男性は40歳代以降どの年代でも起こる可能性があり、一生続く病気なんだそうです。
10_01_02

また男女で症状のでかたも違います。
更年期障害男女

ですので、これらの症状があるなーと思ったら、早めに治療に取り掛かると良いかもしれません。


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