信長の野望・新生 パワーアップキット -30時間ほどプレイしてのレビューと攻略のポイント-
予約購入していたパワーアップキット「信長の野望・新生 with パワーアップキット」ですが、予約購入していたので、発売日より遊んでいます。悩んでいる人向けに、これは買いなのかレビューしたいと思います。最初にまとめを書いてから、個別に解説していきます。
記事の構成は、まとめ、今作のストレスのポイント、攻略のポイント、新システムについての解説と書いています。ご興味あれば最後まで読んでください。
まとめ
こんな人に向いている。〇信長の野望が夢に出るほど好き
〇少しでも新要素があれば、試してみたい
〇高難易度のシミュレーションゲームがやりたい
こんな人には向いていない。
×信長の野望・新生のシステムがストレスだった
×あまりシステムが代わり映えしないのに7000円を払いたくない
全体のシステムとストレス
今回進めているシナリオは、プレオーダー特典のシナリオ「兄弟相克」です。 プレイしてみた感じでは、システムはマイナーチェンジといった感じで、「信長の野望・大志 with パワーアップキット」の時ほど大きく変更はない感じです。
内政システムがあまり変わっていないので、単調な作業を延々とする必要があり、また出陣できる部隊は兵がいても群領主の数だけしか部隊がだせませんので、役職が低い武将に群領主を任せていると部隊が少ししか出せません。
また「動揺」状態(威風の影響や、城に所属する部隊が壊滅すると動揺状態になる)にされると部隊がだせなくなるので、足止めに少数の部隊を出して体制を整えようとしても、それが壊滅すると出陣できなくなりなすすべもなく蹂躙されるという面倒なシステムになりました。
この文章を読んで楽しいと思うなら向いていると思います。
シナリオ「兄弟相克」で上洛(京都制圧)するまで -経緯と攻略のポイント-
開始早々、今川に調略で部隊を扇動され、前線と関係ない方向に出陣させられたうえで、「動揺」状態(威風の影響や、城に所属する部隊が壊滅すると動揺状態になる)にされ、何もできない状態で那古野城まで攻め込まれました。そこから三河国境まで今川勢を押し戻すまでに3年かかりました。ここから立て直した時のポイントを解説していきます。
内政で優先すべきこと
序盤のポイントとしては、〇できるだけ早期に城下施設で以下を建設する
1.灌漑水路 石高と兵士の増加速度があがります。ついでに災害被害回避率が上がりますので、まずこれを規模に応じて各所に1~3程度作成します。
2.商人町 「灌漑水路」を作っている間に1年がすぎますから、それまでに「商人町」を作って現金収入を増やします。序盤は各所に1か所作成します。
3.米問屋 最大兵力が増えますので、序盤は各所に1か所作成します。
4.練兵場 最大兵力が増えますので、序盤は各所に1~3程度作成します。
ここまでやっている間に、兵力と収入が安定するようになります。
〇群開発は城下施設の合間に実施
城下施設を先に建設しつつ、あまったお金と行動力で農村、市の掌握をすすめます。まずは全群、これを最大値まで掌握します。
〇上の2つの合間に金銭の余裕があれば石高増強を優先して実施する
石高増強は兵士の増強にもつながりますので、まずは石高を優先して増強します。当面はこれを売って現金収入を得ていきます。
戦闘のポイント
今回は攻城戦に持ち込まれると、かなり戦力が削られます。攻め手は3倍の兵力を用意するという原則が忠実に再現されていますので、逆に言えば守りに徹すれば戦い易いともいえます。
ですので、基本は敵を城に籠らせずに野戦に持ち込んで勝利を収めるのが手っ取り早いです。
野戦に持ち込むには、私はこのような戦法をとっています。
1.少数の部隊を後方の城より出陣させ、敵の前線の城の周りの群を制圧し続ける
2.しばらくするとつられて敵部隊がでてくるので、戦闘しつつ後退させる
3.敵をある程度城より引き離したら、隣接する味方の城より全兵力で出撃する
4.この後うまく釣り出した敵が城に再びひきこもるなら、周りの群を制圧し続けるとまた出てくる可能性があります。
ではなぜこんな面倒な方法をとるのかと言いますと、餌にしている味方部隊が全滅した場合、その城は混乱状態となりしばらく出陣できなくなることと、その状態で前線の城を攻められると容易に落ちる可能性があるからです。
軍事で優先すべきこと
シナリオ「兄弟相克」の場合、序盤はいかに今川対策をするかが大切です。最初は下の画像のように鳴海城が緩衝地帯としてありますので、これがイベントで併合される前にいかに清州、犬山を開発するかがポイントになります。
対今川戦の流れ
今作は群領主がいなければ、そこにいるべき兵力はいるだけで出陣できませんので、できるだけ早期に役職の高い武将に群領主を任せます。本拠の代官は役職が低くても任命できますので、「組頭」(代官に任命できる)で、「側近」(何にも任命されていない状態。本拠で待機している。)を優先して任命し、勲功を積ませます。
内政もできるだけ勲功積ませたいので、能力の高い「組頭」「足軽大将」に内政をさせて、早めに「侍大将」(城主に任命できる)まで引き上げます。
こんなことをしていると、たぶんイベントで尾張が統一されますので、すかさず那古野の開発に入ります。鳴海城はたぶん占領されるので、能力の低い部下を城主・領主に据えて、攻めて来たら足止めに使います。
運が良ければこの時点で何とか15000くらいの兵は用意できますので、野戦に持ち込んで頑張って勝ってください。
野戦はまたあみだくじになっています。なので、全滅しそうな部隊は撤退拠点の近くにおいて遅延戦闘を、中途半端な兵力の部隊をおとりに使ってできるだけ複数部隊で敵の1部隊を叩きます。
敵の最大兵力の部隊より戦っていって削り、ある程度敵部隊を撃滅したら、敵の撤退路を占領するか本陣を一気に目指してください。
下の画像は織田軍18000(4部隊)対浅井軍23000(3部隊)の実際の戦闘の様子です。1部隊を犠牲にして敵を誘引、包囲殲滅による各個撃破を展開しました。このように兵力差があっても敵を粉砕可能です。
私の場合は、長篠城の取り合いをするくらいまで前線を押し出したところで膠着し、ここからは敵が攻めてこなければあえてこちらから戦闘はしかけず、しばらく内政に専念しました。
勢力拡大 美濃攻略
次に狙うのはやはり長島の本願寺です。ここは案外簡単に落ちます。その後、更に内政を重視し、清州城、那古野城を石高最大限まで開発し、合計で3万程度まで兵を整えます。同時に武田との外交交渉を続け、同盟関係になっておきます。
武田と同盟を結べたら、美濃攻略を開始します。1年ほどでこれは攻略できました。美濃攻略後は本拠を岐阜に移し、鳴海城に軍団を新設、これに那古野城・犬山城・岡崎城までのあたりを与え、軍団目標を内政重視にして国力回復に専念させます。
同時に岐阜の兵が1万を超えるまで内政を行います。すると同時に内政をすすめていた長島城・大垣城・岐阜城で3万程度の兵が整います。意外にも長島は城下設備が多く置けますから、ここはかなり発展します。
勢力拡大 琵琶湖東~南岸の制圧
3万の兵全力で浅井攻略を開始、まあ同盟関係の朝倉もでてきますが、うまく立ち回ってそれ程兵を損失せず(1万程度)攻略できました。小谷城の開発を開始、これの兵が5000を超えるころに六角攻略を開始します。ここもそれ程兵を損失せず(1万程度)攻略できました。この頃には直轄の兵力4万程度、委任している軍団の兵力3万程度となっていました。
ここで委任範囲の見直しを行い、旧六角領の観音寺城以外を軍団に委任する代わりに那古野を直轄領とし、直轄の総兵力6万となったところで足利攻略を開始、数年の戦闘を経て上洛を果たしました。
新機能の紹介
変更点としては、以下の通り。評定衆
これは任命することで、選べる政策が変わります。奉行は最初は1名のみしか選べませんので、 政策「制度改新・弐」LV2を早めに発令するようにすれば、奉行を増やせるようになります(最大5人)。
奉行ごとに固有の政策があります。例えば羽柴秀吉は刀狩が選択できるようになり、一揆も減らせて石高が増えますので、便利です。奉行は再任できないっぽいので、慎重に選びましょう。
交渉
引き抜き、寝返り、戦後の登用を拒否した武将への交渉はランダムで発生します。発生した場合には、何を見返りに提供するかで結果が変わってきます。このシステムは面白いですが、ランダムなので、こいつだけは絶対登用したい場合に選ばせてくれると嬉しかったですね。勢力目標
「勢力目標」は全体としてどこの城を狙うというように目標を設定し、これを達成すると報酬などを得られるシステムですが、正直達成できる場合が少ないです。恩賞
「恩賞」は「感状」を家臣に与える事で、忠誠が上がるという効果の他、二つ名として「戦巧者」や「経世家」といった称号がつくようになり、更に能力が向上していくようになるという特徴があります。ただ「感状」が中々手に入りずらく、あまり今のところ活用できていません。
名所
「名所」は熱田神宮や東大寺、出雲大社といった、日本内でも有名な寺社仏閣がある場所を掌握する事で、自分の陣営に有利な効果を得る事ができるシステムです。が、これは自分の力量不足かもしれませんが、シナリオ「兄弟相克」では周りが全部敵で、この画像のように今川が早期に攻めてくるので、全力で迎撃していると、兵士数を確保するのが優先となるので、名所にかまってられませんでした。
攻城戦機能
「攻城戦機能」が本作より追加されています。これは実際に攻城戦を行っている画像です。攻城戦に限らず、野戦でも部隊数が少ないと退路を占領されて負けるので、自身で采配するなら複数部隊で戦えるように、複数部隊で包囲して戦闘に入らないと、兵力で上回っていても負けます。
わざと部隊をまとめずに、3000~5000くらいの部隊を複数作成して包囲すると戦いやすい印象です。