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The Last Kingdom のシーズン4 物語の背景につきまして

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The Last Kingdam の新シーズン、ネットフリックスに来ていますね。
シーズン4を見終わりました。
今回はエドワード長兄王時代についての物語になっています。The Last Kingdom は、史実に着想を得た物語となっています。実際のエドワード長兄王はどのような人物であったのか、調べてみました。

即位までの経緯 -シーズン3までの内容-
The Last Kingdam のシーズン3では、先王アルフレッドの死とこれに伴う王位継承戦争について描かれていました。史実でもこれは起こったようで、シーズン1と2でアルフレッド王と王位継承権を争ったり、邪魔したりしていたエセルウォルト(アルフレッドの兄)が、王位継承を主張し、エドワード長兄王と戦いました。

年代記を見ると、900年にエドワード長兄王が戴冠、これに反発したエセルウォルトは、ドラマ内にあるようにデーン人を扇動し、901年に戦いを挑みます。しかし敗北し、処刑されます。
これによりウェセックスは再びエドワード長兄王の元で統治されることとなりました。

ここまでがシーズン3の内容です。
以前書いた日記で、シーズン3までの内容を元に少し解説書いています。興味ある方は見てみてください。
■過去日記:The Last Kingdom を見て面白かったので、ウートレットの生涯について調べてみました

即位までの経緯 -シーズン4の内容の背景-
シーズン4は、エゼルレッドの北征に端を発するマーシア王国はその首都を占領され、これにエドワード長兄王の姉、エゼルフレドが民兵を招集し、戦いを挑むという流れになります。

あまり詳しく話すとネタバレになりますので、今回は物語にでてこなかった背景について語りたいと思います。

まず下図は西暦900年のイングランドの勢力図です。物語ではマーシア王国は独立した国として描かれていますが、解釈は多くあるものの、アルフレッド大王の盟友エセルレッド2世が即位した時点で、ウェセックス王国の保護領化したというような扱いをしているソースが多くありました。
なので、この地図も、マーシア王国の版図はウェセックス王国の一部として描かれています。
MapAD900

話の内容より、おそらくはこのシーズン4は西暦900年~913年くらいの間の物語だと思います。
この頃の歴史を調べてみても、結構あっさりとした記述しかありません。

シーズン4の最後にウィンチェスターの開放を成し遂げますが、このウィンチェスター、どうやらこの時代何度か陥落しているようです。ただ910年にウェセックス・マーシア連合軍にデーン軍が大敗北を喫するという記述が年表にあり、おそらくこの連合軍がシーズン4最後の戦いのようにも思えますが、マーシア王国軍が旧領内のデーン軍を一掃するのが916年とありましたので、物語のセリフから、916年ころまでのお話かもしれません。

これ以上は年表を見ない方がいい -シーズン5の内容がわかってしまった-
もしシーズン5があるのなら、ここから更にドラマチックな内容になりそうです。
年表を見ていると、おそらく後継者争いが再びあったり、マーシア王国が大変なことになったりしそうな予感がします。

でも今後の展開をネタバレしたくない皆様はあまり深追いしない方がいいかもしれません。
背景をしりたくて色々調べるうちに、だいぶん先の話の背景を知ってしまいました。

ああ、調べなきゃよかった。






The Last Kingdom を見て面白かったので、ウートレットの生涯について調べてみました

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ここ1週間、毎日空き時間に見てきた「The Last Kingdom」、ついにシーズン3まで見終わりました。
久しぶりに面白い、見ごたえのある作品でした。

■ラストキングダム 予告編:


見終えてから、このドラマの主人公であるウートレットという人に興味をもって調べると、日本語の情報がまったくない・・・
そもそも、物語の始まりの地、ベバンバーグを検索しても出てこない。

そこで物語の舞台である9世紀前半のイングランドの地図を探すところから始めました。
みつけたのが、この3つ。

■アルフレッド大王の時代のイングランドの地図:
mapalfred1

■9世紀のイングランドにいた各勢力の支配地域:
kingdom-of-guthrum

■大異教軍(主にヴァイキング)の侵攻ルート:
537px-England_Great_Army_map.svg

うーん、それらしい地名はないですね。
でも調べている過程で、どうやらベバンバーグというのは、「Bebbanburg」という英語表記が正確なものであるとわかりました。

そして現在の地名では、Bamburghという場所で、物語にでてきたベバンバーグの城も現存しており、Bamburgh Castle(バンバラ城)という名前で見つけることができました。
Bamburgh_2006_closeup

そして地図上ではここの位置であることも分かりました。
1920px-Northumberland_UK_location_map.svg

ずいぶん北の領土なんですね。
そして英語版Wikiにて、ウートレット・ベバンバーグの名前を見つけることができました。

■ウートレット・ベヘンバーグ:https://en.wikipedia.org/wiki/Uhtred_of_Bebbanburg

これによると、ウートレットは架空の人物で、そのモデルとなった人物は10~11世紀に存在した「Uhtred the Bold」(大胆なウートレット)という人がモデルのようです。

そしてこのラストキングダムの元となった小説「ザクセン物語」の作者は、イギリスの創世記のようなものを書こうとしたようですね。
そこで9世紀のイギリス史上で有名なアルフレッド大王と、ウートレットという10世紀の有名人の人生を物語の主軸に据えて、イギリス建国史を書いたとコメントがありました。

物語は架空のものでしたが、元となる人物像があったことで、設定に深みがでて、見ごたえがある物語に仕上がったんだと思いました。

汚れた真実 -Netflix-

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Netflixのオリジナルドキュメンタリー「汚れた真実」がかなり見ごたえありました。

これは6回シリーズのドキュメンタリーで、扱うのはBMWの排ガス規制逃れのような下手をすると訴訟をNetflixが受けるかも知れない内容です。
NetFlix

日本では最近、記者クラブで発表されるニュースをただそのまま伝え、スクープといえば芸能関連くらいしか見ることがなくなったニュース番組ですが、海外のメディアはこのシリーズ以外のドキュメンタリーを見てもリスクを抱えて頑張っているんだなと思います。

作中でもBMWからの訴訟や圧力を避けるために、告発者はかなり気を使っていたり、カルテルの件を扱う記者は家族がカルテルに殺害されているなど、かなり体をはって取材している様子がうかがえます。

最終回などは現職のトランプ大統領の疑惑にも切り込んでいます。
あの大統領、強硬派ですが大丈夫なんでしょうか?

The Driver が面白い

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最近見た海外ドラマで、また面白そうなものを見つけました。

「The Driver」というドラマで、マンチェスターのタクシー運転手ヴィンスは、生活費を稼ぐため犯罪組織の運転手の仕事を引き受けてから、殺人事件に巻き込まれるお話です。

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このドラマの主人公はこの人。

The-Driver

何か見たことある人だと思いますが、この方、ウォーキングデッドでは、こんな役柄をしていました。
 
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デヴィッド・モリッシーという俳優さんで、結構有名どころです。
このドラマはこのような、他の映画やドラマではわき役だけど有名な人が結構でています。

英語版ですが、番組紹介のムービーです。


製作はBBCですので、良質ながら深みのある内容に仕上がっています。
今のところ(2017年9月現在)、日本国内ではDVD化されておらず、Netflixで見るしか方法はありませんが、Netflix契約中の方にはお勧めのドラマです。

Netflix オリジナルドラマ「WINTER ON FIRE (ウクライナ 自由への闘い)」

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このドラマは2013年11月〜2014年2月までの93日間にかけて、実際にウクライナで発生していた大規模な独立運動を追ったドキュメンタリーです。

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ウクライナはソビエト連邦崩壊後に独立を成し遂げましたが、その後親ロシア派の大統領がながく続き、作品中に大統領だったヴィークトル・フェードロヴィチ・ヤヌコーヴィチは、第9・12代首相、第4代大統領を歴任していました。

ウクライナのEUとの政治・貿易協定の仮調印をめぐり国論が割れました。親ロシア派であるヤヌコーヴィチは、ロシアの圧力に屈し、仮調印を無効とし、EUとの条約締結を見送りました。これまでも親ロシア、中国政策を取り続けてきて、独立後も旧共産圏の影響から脱し切れていないことと、支配階級に対する不満が爆発し、野党と学生が反発、デモにいたりました。


ここから大統領辞任までがこのドラマの舞台となります。

このデモは凄惨で、デモ開始直後より警察は強権的な態度をとり、けが人が続出します。
そのニュースを聞き、どんどんデモが大規模になり、警察もこれに態度を硬化、発砲し死者がでます。

それでも怯まずに戦い続けた市民たちの姿を描いたのが今回の作品となります。


これ、ドキュメンタリーですので、実際の記録になるのですが、日本のデモのように、行政側がデモ隊に配慮するような感じではなく、赤十字のスタッフも銃撃される中、救急活動にあたるなど、内戦のような状態になっていきます。

数々の名もない英雄が戦った独立戦争ともいうべき内容となっています。

予告編、掲載しておきますので、ご興味のある方はごらんください。


尚、このヤヌコーヴィチ大統領、不正蓄財で2015年1月にICPOより国際手配となりました。
上層部は実際に腐敗していたようですね。

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