反射神経の老化を防ぐにはどんな取り組みができるのか?
最近、ゲームをやっていて反射神経が落ちたことを日々実感しています。 でもこの反射神経、何とか老化による劣化を食い止められないんでしょうか?そこで今回は反射神経について調べてみました。
あなたの反射神経はどんなくらい?
今回の話題を読む前に、自分の反射神経は何歳くらいのレベルなのかを調べてみましょう。このリンクのサイトで簡易検査が可能です。
■URL:https://www.justpark.com/creative/reaction-time-test/
このサイトを開くと、こんな画面が出ます。
マウスで下にスクロールすると、こんな画面がでてくるので「START」をクリック。
あとはこのマークがでたらできるだけ早くマウスをクリックしてください。
そうすると、こんな感じであなたの反射速度は〇〇歳相当ですとでます。
私は何度やっても36~38歳の間になりますね。
反射速度を決める体の部位
ではこの反射速度、体のどの部分が関係あるのでしょうか?人間の反射神経に関わる神経系と脳の部位は、主に次のような構造に分けられます
末梢神経系
体の各部に分布する神経。感覚器官からの情報を中枢神経系へ伝えたり、中枢神経系からの命令を筋肉へ伝える役割を持ちます。反射動作では、感覚受容体が刺激を感知して末梢神経を通じて情報を伝えます。
脊髄 背骨に沿って伸びる神経の束で、中枢神経系の一部。脊髄反射はここで処理され、脳に情報が届く前に反応が起こります。例えば、熱い物に触れたときの手の引きつけ反応などがこれに該当します。
大脳皮質 思考、意識、意志決定など高次の脳機能を司る部位。意識的な動作や複雑な判断に関わりますが、意識的な反射動作にも影響を及ぼします。
小脳 運動の調整とバランスを担当する脳の部位。小脳は身体の動きを滑らかにし、精密な運動制御を行います。反射神経と直接的な関係は少ないですが、動作の調整には不可欠です。
脳幹 生命維持機能(呼吸、心拍など)を制御し、多くの反射動作(嚥下反射、咳反射など)に関与します。また、感覚情報と運動命令を大脳と脊髄の間で伝達する役割も持っています。
これらの部位は協力して、外部からの刺激に対する迅速な反応や、意識的な動作の制御、身体のバランス維持など、様々な反射動作と行動を可能にしています。反射神経はこれらの神経系の一部として機能し、生命を維持するための基本的なメカニズムの一つです。
反射速度を維持するための必要栄養素 -末梢神経・骨髄-
末梢神経の健康を維持し、正常に機能させるためには、いくつかの栄養素が特に重要です。これらの栄養素は神経細胞の構造と機能をサポートし、神経伝達物質の合成と活動を促進します。骨髄も調べてみると同じ神経系なので、必要栄養素は同じでした。
以下は、必要な主な栄養素です。
ビタミンB1(チアミン)神経伝達物質の合成に関与し、神経系の健康をサポートします。
ビタミンB6(ピリドキシン)神経伝達物質の合成に必要で、神経系の機能を正常に保つのに役立ちます。
ビタミンB12(コバラミン)神経の保護と修復に重要で、特に末梢神経障害の予防と治療に関与します。 葉酸:細胞の成長と修復に関与し、神経系の健康を維持するのに役立ちます。
オメガ3脂肪酸 神経細胞の膜の構成成分であり、神経系の健康と機能に必要です。特にDHA(ドコサヘキサエン酸)は、脳と神経細胞の健康に重要な役割を果たします。
ビタミンE強力な抗酸化作用を持ち、神経細胞を損傷から保護します。
ビタミンC抗酸化作用があり、ビタミンEの再生にも役立ちます。
マグネシウム 神経伝達と筋肉の収縮に関わる重要なミネラルで、神経系の適切な機能に必要です。
亜鉛 神経伝達に関わる重要なミネラルで、神経系の成長と発達にも関与します。 これらの栄養素は、食事から適切に摂取することが重要です。
これら栄養素をとるためには、全体的にバランスの取れた食事に加えて、全粒穀物、葉物野菜、ナッツ、種子、魚、肉、乳製品など、これらの栄養素を豊富に含む食品を積極的に取り入れることが推奨されます。必要に応じて、サプリメントを用いることも一つの選択肢です。
反射速度を維持するための必要栄養素 -大脳皮質、小脳、脳幹-
大脳皮質、小脳、脳幹を含む脳全体の健康と機能を維持するための栄養素は、末梢神経・骨髄と共通するものが多くあります。ビタミンB群: ビタミンB1(チアミン)、ビタミンB6(ピリドキシン)、ビタミンB12(コバラミン)、葉酸
アンチオキシダント: ビタミンE、ビタミンC、およびセレン、マグネシウム・亜鉛
これら共通する栄養素以外に、
オメガ3脂肪酸:特にEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)は、脳細胞の膜の柔軟性を高め、神経伝達を促進します。DHAは脳の重要な構成成分であり、特に認知機能と関連しています。
鉄:酸素の脳への運搬に必須であり、認知機能と神経発達に影響を与えます。
カルシウム:神経伝達の重要な調節因子であり、シグナル伝達に必要です。
が加わります。
栄養素以外で反射速度を高めるために -ESportsでの取り組み-
おそらくスポーツと名がつくもので最も反射速度を要求されるのは、Esportsなのではないでしょうか?そこで今回、Esportsのプロチームが反射速度向上のために行っていることをまとめました。尚、プロチームにおいても24歳をピークに反射神経は老化していくと考えているようですが、反応速度は鍛えられるとの見解に立っているようですね。
ちなみにこれの基になっているのは、RedBullのプロチームの取り組みです。
フィジカルを整える
フィジカルを整えるには適度な運動、ヘルシーな食事、水分補給が大切だそうです。Esportsだから運動関係ないだろうとか思いがちですが、結構筋トレ、マラソンなんかもするようですよ。運動をすると血行が良くなるため、認識機能と反応速度が高まるということだそうです。アウトプット側の反応速度を上げるんですね。たぶん。
反射神経を鍛えるエクササイズに取り組む
これはゲームでも実際の運動でもいいのですが、ハンド・アイ・コーディネーション(目と手の協調性)が必要になる他の高速スポーツ(卓球など)が効果的だそうです。テニスなどの壁打ちなんかも効果あるそうですよ。その意味ではVRのビートセイバーなんかも理想的な気がしています。
高速移動している物体を目で追う
目も使わないと劣化するそうです。これは動眼神経的な見地なんでしょうね。高速で移動する物体を目で追うことで眼筋を鍛えるそうです。高速アクションゲームや視覚トレーニングが効果的だそうですね。
メンタルを整える
ストレスと不安をなくすために、瞑想、ボックスブリージング(4秒で息を深く吸い込んだあと4秒で息をゆっくり吐き出す)などをするそうですね。
十分な睡眠と休息をとる
睡眠については目安も示されていて、成人なら1日7〜9時間、18歳以下のゲーマーなら最低8時間は必要で、睡眠の6時間前にはカフェインの摂取やその他の刺激的な行動は控えるべきだそうです。
まとめ
調べてみた結果、今回挙げた栄養素をとって、適度に運動するという、当たり前な感じのまとめになりました。まあ栄養素については全部を食事から摂取するのは難しいでしょうから、サプリを補助的に使用するが良いでしょうね。
例えばこの商品を例に見てみますと、
このような栄養素が含まれています。
「カルシウム:200mgマグネシウム:100mg亜鉛:6.0mg鉄:4.0mg銅:0.6mgセレン:50µgクロム:20µgビタミンA:1200µgビタミンB1:1.5mgビタミンB2:1.7mgビタミンB6:2.0mgビタミンB12:3.0µgナイアシン:15mgパントテン酸:6.0mgビオチン:50µg葉酸:240µgビタミンC:125mgビタミンD:10.0µgビタミンE:9.0mg」
これで足らないのはオメガ3脂肪酸(EPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸))になります。
なので、これを併用すると良さそうですね。
これには「EPA:162mg、DHA:108mg」が含まれます。まあ魚食べればいいんですけど、毎日さんま1尾か鯖缶1/2個くらいが必要量らしいので、毎日は食べられませんから、補助的な使用は良いのではないかと思っています。
あとは運動は、個人的には「Meta Quest 3」のビートセーバーやるのが良さそうに思えます。実際に私はこれで運動していますしね。
ちなみにこんなゲームです。
私がこれで運動している理由は、ジムなどに昔は通っていましたが、行くのが面倒なのと会費がかかること、あとは反射神経鍛えるような運動はあんまりジムにはないことかな。
サプリ買って「Meta Quest 3」で運動するのは私なりの方法ですが、みなさんも自分にあった運動方法、みつけてみて一緒に老化に抗いましょう。