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資産運用の成績と、来年の方針 -バフェット太郎様とじっちゃまの戦略を取り入れます-

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今回も結論に至るまで長いので、最初に「来年の資産運用方針」を書きます。

来年の資産運用方針
2022年度は私が参照している動画、ブログなどでは、米株式市場は停滞から後退まで意見がありました。バリュー株はもはや儲からない局面も想定されていました。VTIも横ばいか悪ければマイナス運用の可能性もあるとのことでした。

バフェット太郎様やじっちゃま様は、エネルギー関連ETF(XLE)やエクソンモービル(XOM)、産油国のETFあたりを本年末くらいからしきりに勧めています。おそらく、VTIのパフォーマンスが相当低下すると予測しているんでしょうね。

そこで方針としてはリスク分散とドルコスト平均法での積み立てをします。

積立NISA

  1. eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  2. eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
11/3の日記では、これにS&P500を入れていましたが、来年度はS&P500は崩れるかもとの予想もあり、VTIと似た「eMAXIS Slim 全世界株式」(20,000円/月)と、株以外にも投資先を分散した「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」(13,333円/月)を積立て、万が一の株式市場の暴落に備えます。

個別株

日本市場は岸田政権があれほど経済音痴とは思いませんでしたので、今後投資は控えようと思います。そこで基軸はVTIへの投資を行い(月1回、チャートをみつつ購入)、XLE、バフェット太郎10種を
買いまして行きます。


2021年3月~12月 株式運用成績
トータル運用益:98.28%(-1.72%)

日本株

93.43%(-6.53%)

米株

103.13%(+3.13%)+ 売却益2%

分析 -参考にしたYouTuber別、運用実績-
今年の戦略は、投資を始めたばかりなので、とにかく多くの情報を集め、精査し、小額ずつ分散して投資することを心がけました。書籍も読みましたが、日々の情報収集では株系YouTuberの方々を参考にしています。今回は参考にしたYouTuberの方々別の損益を出してみます。

高橋ダン様推奨銘柄

-4.6%

ダン様については最近、過去の発言と株価を関連付けて検証しているサイトがございます。例えば航空株はこのように検証されています。


バフェット太郎様推奨銘柄

+12.6%

この方は、バフェット太郎10種という株を定期的に積み増しています。毎月最後の金曜日に「組み入れ比率最低銘柄」を5000ドル分、買い増しているそうです。運用成績で言えば、この方が薦めたものでは、金鉱株が乱高下していますけど、基本的に手堅く利益を出しています。
一番うれしいのは、配当を主眼に置いていることと、投資姿勢が長期投資を前提とすること。

尚、バフェット太郎10種とは、
  1. コカ・コーラ(KO)
  2. プロクター&ギャンブル(PG)
  3. ジョンソン&ジョンソン(JNJ)
  4. ブリストル・マイヤーズ・スクイブ(BMY)
  5. ウォルマート・ストアズ(WMT)
  6. アルトリア・グループ(MO)
  7. フィリップ・モリス(PM)
  8. ベライゾン(VZ)
  9. マクドナルド(MCD)
  10. エクソンモービル(XOM)
を指します。私は1~4番を保有しています。買いましたい気持ちはあるのですが、今チャートでお手頃値段なのがないので、長い目で見ていて、買いごろになった銘柄があれば買いまして行く感じです。

じっちゃま様推奨銘柄

+3.42 %

この方のYouTubeはここ2ヶ月位見初めまして、VTIの買い増しを今しています。

株系YouTuberやブロガーを根拠とする投資について
高橋ダン」さんがいつも言っている、「投資は自己責任で、色々な人の意見を聞いて、自分で考えて実施してください」という意見には大賛成で、私も本やYouTubeは参考にしますが、私なりに分析も行って購入しています。
私の株資産のマイナスは、ほとんどが航空株・鉄道株なので、観光は私的には持っていれば潰れなければいつかはある程度リバウンドすると思うので、そのまま保持し続けます。

で、YouTuber様について思うことを書いていきます。

高橋ダン様

最近では経済番組のコメンテーターとしても活躍されております。元々は丁寧な分析と、要点がわかりやすかったのですが、「PostPrime」というSNSを主催し始めたころから、こちらに誘導しようとする意図が見えます。
これは稼がないと食べていけないので別にいいのですが、最近は株のライブ配信を始めたりして、ただダラダラとみていないと情報が拾えなくなりました。ただ今までのように短いものもあるのですが、最近は言うことがコロコロ変わるので、短期トレードの方にはあまり向かない動画となってしまっています。
ただいいこともあるんです。最初の頃の動画は、丁寧にテクニカル分析をしていて、そのやり方も解説したりしています。私は本で学んだあと、この方の動画をみつつ、実際のテクニカル分析について学びました。
なので私がお勧めする視方は、特に最初の頃の動画をたくさん見て分析方法を盗むです。

バフェット太郎様

この方の動画は、週3回更新され、おおむね10分程度の動画となっています。お決まりの挨拶、IG証券の宣伝など除けば実質8分程度の動画です。
この動画、結論に向けて理論整然と話をされるので、こちらとしても検証しやすいです。

投資スタンスは米国一本のようです。投資スタンスは、バフェット太郎10銘柄を買いまして行くスタイルで、配当利益を重視しているようです。

じっちゃま

おおむね週1回、動画を投稿されています。この方の話は方向性がしっかりしていていいんですけど、とにかく長い。1つの動画が3時間もあります。見るなら「じっちゃまの米国株JJ」のような要点を切り抜いたものを見て、気になれば本編を見直すという方法がいいかと思います。

この方の投資スタンスは、VTIを基軸に、時々で気になる株を買うという方式のようです。

たぱぞうの米国投資

こちらはブログになります。投資アドバイザーをされているようですね。ほぼ毎日更新されていて、根拠がわかりやすく書かれています。
こちらのブログでは、VTIの積立を推しています。

個人的にはブログ形式の方がわかりやすいので、ありがたいです。




バカでも稼げる 「米国株」高配当投資
バフェット太郎
ぱる出版
2019-01-24


GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)に学ぶ投資戦略

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少し長くなったので、最初に結論を書きます。

結論
この日記最後で紹介しているYouTubeの動画内にもあるように、コロナやリーマンショックなど一時的だが大きな下落は定期的にやってきますが、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)はこの時にろうばい売りなどせず、逆に安く株を買いたたくことで大きな利益を得ています。

私たち個人投資家もこれに倣い、資金に余裕がある方は長期保有を前提として、少々の値下がりがあっても頑固にホールドする姿勢が大切です。

ただしこれは米国株にかぎります。米国株は少なくとも30年で10倍に株価があがるパフォーマンスを見せており、この成長はおそらく続くと思われるからです。


GPIFとは
みなさん、私たちの年金の一部が株で運用されているのはご存じかと思います。
この運用は「GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)」が行っています。

そしてこのコロナで荒れた相場で、この「GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)」は何と過去最高の利益をあげたそうです。すごいですね。

下図はその公式URLに掲載されている運用実績です。
25%ですよ。1年でもうけたの。すごいですね。

2020

で、どんな株を買っているのかはご丁寧に「EXCEL形式」で提供されています。
ご興味あれば、下記リンクから見てみてください。

■保有全銘柄(2020年度末):https://www.gpif.go.jp/operation/unyoujoukyou_2020_15.xlsx

具体的にどんな株を買っているのか、保有金額の大きいのを少し見ていきたいと思います。

GPIF保有の日本株 上位30社
ちなみに1位のトヨタは1兆5000億円分ほど、30位のデンソーで3000億円ほど保有しています。こうしてみると、手堅い銘柄持っていますね。
個人的に興味あるのは、四季報などでもおすすめの7位の信越化学工業、高橋ダンがおすすめの三井住友フィナンシャルグループなんかですかね。 ※2021年7月現在

  1. トヨタ自動車
  2. ソニー
  3. ソフトバンクグループ
  4. キーエンス
  5. リクルートホールディングス
  6. 三菱UFJフィナンシャル・グループ
  7. 信越化学工業
  8. 日本電信電話
  9. 東京エレクトロン
  10. 任天堂
  11. 武田薬品工業
  12. 日本電産
  13. 三井住友フィナンシャルグループ
  14. ダイキン工業
  15. KDDI
  16. 第一三共
  17. 村田製作所
  18. 伊藤忠商事
  19. 日立製作所
  20. 本田技研工業
  21. HOYA
  22. みずほフィナンシャルグループ
  23. ファナック
  24. 東京海上ホールディングス
  25. 三菱商事
  26. SMC
  27. 花王
  28. 三井物産
  29. オリエンタルランド
  30. デンソー


GPIF保有の外国株 上位30社
外国株はアメリカがほとんどです。S&P500構成銘柄が、時価総額順に並んでいる印象ですが、よくみると、7位に台湾の台湾積体電路製造(TSMC)、中国からは8位のアリババと11位のテンセント、15位に韓国のサムスン電子など、ハイテク銘柄もしっかり押さえつつ、高配当で安定している13位のJOHNSON & JOHNSON、18位のP&Gなど安定銘柄もしっかりと保有しています。

  1. APPLE INC
  2. MICROSOFT CORP
  3. AMAZON.COM INC
  4. FACEBOOK INC-CLASS A
  5. ALPHABET INC-CL C
  6. ALPHABET INC-CL A
  7. TAIWAN SEMICONDUCTOR MANUFACTURING CO LTD
  8. ALIBABA GROUP HOLDING-SP ADR
  9. TESLA INC
  10. JPMORGAN CHASE & CO
  11. TENCENT HOLDINGS LTD
  12. MASTERCARD INC - A
  13. JOHNSON & JOHNSON
  14. VISA INC-CLASS A SHARES
  15. SAMSUNG ELECTRONICS CO LTD
  16. WALT DISNEY CO/THE
  17. UNITEDHEALTH GROUP INC
  18. PROCTER & GAMBLE CO/THE
  19. NVIDIA CORP
  20. HOME DEPOT INC
  21. BERKSHIRE HATHAWAY INC-CL B
  22. ADOBE INC
  23. ASML HOLDING NV
  24. NESTLE SA-REG
  25. PAYPAL HOLDINGS INC
  26. BANK OF AMERICA CORP
  27. ROCHE HOLDING AG-GENUSSCHEIN
  28. LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUI
  29. COMCAST CORP-CLASS A
  30. THERMO FISHER SCIENTIFIC INC


GPIFの基本戦略
GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)がどのような運用をしているのかは、下記のYouTubeの動画がわかりやすいと思います。



また日本株・米国株の直近30年の株価の変動はこんな感じです。
30年

日本は30年かけてやっと3万円台に戻ってきた感じですが、アメリカはその間に株価が10倍になっています。この要因はやはり人口ボーナスが大きいと思います。

下図は日本と米国・欧州・アジアの人口の推移予想です。
人口予測

アジアは意外かもしれませんが、中国はまもなく一人っ子政策の影響で超高齢化社会を迎えます。
アジアでおそらくインドなどの一部国家以外は長期的には人口は減少に転じると言われています。

唯一、アメリカだけが今後も人口増加が見込まれています。
日本も高度経済成長期は色々な要因がありましたが、大きかったのは人口増加です。


これを踏まえて、人口増加が見込める米国株を長期にホールドし、得た配当で更に株を買いましていくことで複利効果を狙うのがGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の基本戦略となっているようです。

また下の本にあるESG投資というのも近年は重視しているとのことです。

ESG投資とは、Environment(環境)、Social(社会)、Governance(ガバナンス=企業統治)の3つの観点から企業の将来性や持続性などを分析・評価した上で、投資先(企業等)を選別する方法のことです。これが優れている企業=持続性があるという判断のようですね。



GPIF 世界最大の機関投資家
小幡 績
東洋経済新報社
2014-07-04


【2021年3月版】セクター別ETFのすすめ -大手ETFが高騰しているその時に-

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2021年3月中旬、本当はSPYというS&P500のインデックスファンドに投資したいんですけど、明らかにチャートが高騰気味で、今購入するのは躊躇します。

そこで考えているのがセクター別ETF。
これなら特定の業種を自分で選んで広く・浅く投資ができます。

米国株 セクター別ETF
SPDRとバンガードの2つのファンドで配当利回りも含めて表にしてみました。
※数値は2021年3月現在

セクター SPDR バンガード
ティッカー 総経費率 配当利回り PER
(予想株価収益率)
ティッカー 総経費率 配当利回り PER
(予想株価収益率)
ヘルスケア XLV 0.12% 1.64% 16.22 VHT 0.10% 1.56% 25.4
生活必需品 XLP 0.12% 2.59% 20.82 VDC 0.10% 3.58% -
一般消費財 XLY 0.12% 0.67% 31.79 VCR 0.10% - -
情報技術 XLK 0.12% 0.88% 26.99 VGT 0.10% 0.78% -
通信 XLC 0.12% 0.81% 24.13 VOX 0.10% 0.67% -
金融XLF 0.12% 1.76% 15.10 VFH 0.10% 2.31% -
エネルギー XLE 0.12% 4.32% 20.07 VDE 0.10% 3.61% -
不動産 XLRE 0.12% 2.78% 50.98 -
素材 XLB 0.12% 1.77% 19.70 VAW 0.10% 1.98% -
公共事業 XLU 0.12% 3.16% 18.90 VPU 0.10% 3.85% -
資本財 XLI 0.12% 1.37% 23.37 VIS 0.10% 1.41% -

配当利回りだけで見ると、生活必需品、エネルギー、公共事業あたりが良さそうですね。
これらのセクタ別、S&P500の構成比率で見るとこんな感じになります。

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※画像引用元:元経済記者ぐれあむ勉の投資の勉強ブログ

PER(予想株価収益率)について

PERの数値は、低いほうが株価は割安と判断され、利益成長の高い会社ほど、将来の収益拡大の期待が株価に織り込まれるため、PERは高くなる傾向があります。
しかし、PERが何倍だから割安、割高という絶対基準はなく、業種によってPERの水準は異なりますので、同業種間、経営内容の似ている企業間での比較に用いるのが一般的です。

まとめ
今からS&P500に入るには、チャートが少し過熱気味です。
SPY

本来はこれを買いまして行きたいのですが、おそらく調整局面が来て暴落する時がやってきます。
それまでセクタ別で利回り良さそうなところや、チャート上買い場が来ているものを選んで買っていこうと思っています。








老後資産の形成を目指して -投資の方向性-

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先日の日記で、「【2021年2月版】今から始めるNISAとiDeCo」というものを書きました。

そこでも述べたように、老後資金の獲得を目的にNISAをとりかかりに投資を行うことにしました。以前FXと外貨建て投資で大きな損を出した私が再び投資に踏み切るまでにはかなり悩みました。しかし世界的な大規模金融緩和が行われている最中、インフレが起これば預金以外に金融資産がない私のような家庭は老後資金が尽きる恐れがあります。
そこでリスクを分散するためにも、投資を決意しました。そのためにこの1か月、多くの本とネットでの情報を得て、自分なりの投資の方向性をまとめました。

目次
    基本戦術
  1. 先進国向け投資の優先
  2. 投資先の多様化
  3. 投資先の利益に注目する
  4. 経済ニュースの把握
  5. 投資比率について
  6. 長期投資について
  7. 個別投資候補銘柄
    1. SPDR S&P500 ETF(SPY)US NYSE ARCA
    2. ラッセル 2000 ETF(IWM)iシェアーズ
    3. FTSE先進国市場ETF(VEA)バンガード
    4. FTSEエマージング・マーケッツET(VWO)バンガード
    5. トラッカー・ファンド・オブ・ホンコン(2800)HK
    6. コモディティ
    7. 金の果実(1540)
    8. 純プラチナの果実(1541)
    9. 債権
    10. 米国国債 20年超 ETF(TLT)iシェアーズ
    11. 米国物価連動国債 ETF(TIP)iシェアーズ
    12. 米国短期国債 ETF(SHV)iシェアーズ
    13. 米国国債 7-10年 ETF(IEF)iシェアーズ
    14. iBoxx 米ドル建てハイイールド社債 ETF(HYG)iシェアーズ
  8. まとめ


途上国のほうが今後大きく値を上げる可能性は高いです。しかし日本の証券会社経由ですと、扱われている国も限られているのと、もう一つ、企業は倒産するという大前提を基に、上場基準が厳しい先進国の株、ETFを投資先とします。

長期の株式チャートを見て、投資先の暴落パターンが同じものを選ばないようにして投資先を多様化します。例えばアメリカのETFを複数持ったとしても、チャートを見てみると結構サブプライム、コロナの暴落で同じように暴落しています。これでは意味がありません。
そこで債権(アメリカ国債)、株以外のETF、金をはじめとする実物資産系ETFに投資をします。その際に同じ会社のETFに偏らないように注意します。2021年2月、アメリカの大手ETFがひっそりと日本支社を閉鎖しました。これによる取引への影響はないそうですけど、倒産がないとは言い切れません。投資先の分散は行うべきだと思います。


これは日本の投資家だと四季報を見たりするそうです。どちらかと言えば、ファンダメンタルズ投資方法よりですが、それでもある程度調べもせずに購入するのは危険かと思います。売り上げの推移、どのように稼いでいるかを見ていくと、その投資先が長期保有に値するのかが見えてきます。

日本のワイドショーを見ていても何も経済はわかりません。やはり経済ニュースはちゃんとした経済番組を見るべきかと思います。

全体の現金資産のうち、50%を上限に投資を行おうと思います。
その内訳は以下の通り。

50% ETFを中心に株を購入
30% 米国債
20% 金・銀・プラチナ(ETF)

一つの資産項目、例えば(バンガードS&P500ETFVOO:US )を買うとしたら、全体の投資資産の10%を上限とすることで分散投資を図ります。株も1銘柄で全体の投資資産の10%とします。

投資の枠の中で、80%は長期投資に回したいと思っています。私たち夫婦は専業の投資家ではないので、急な暴落には対応できません。ですので資産のある程度は長期投資に回したいと思っています。

その投資先は、口座を開いた楽天証券の取り扱っているアメリカ・中国(香港)・アセアン諸国の中より選択し、一国に偏らないようにします。将来的に武力紛争などでの暴落などにも備えるため、できるだけ分散しようと考えています。

ETFを中心に資産形成することで、長期分散投資を行いたいと思います。
その投資先としては以下を考えています。

SPDR S&P500 ETF(SPY)US NYSE ARCA

あのウォーレンバフェットも妻にすすめたと言われる、S&P500と連動するETFです。S&P500種指数の全構成銘柄を組み入れていて、購入することで主に米国の大型株に投資できます。ユニット型投資信託であり、四半期ベースで配当を支払われます。
投資先の上位10の銘柄を見ると、ハイテク株だけではなく、JPモルガン、ジョンソンエンドジョンソンなどにも投資しています。
SPY

直近5年のチャートを見ると、コロナで下落してはいますが、安定して上昇していますね。
SPY

ラッセル 2000 ETF(IWM)iシェアーズ

アメリカの中小会社が入っているRussell2000と連動するETFです。ラッセル3000種指数のうち時価総額が下位の2000銘柄に投資するそうで、中小の成長株を買っているんでしょう。

投資先の上位10の銘柄を見ると、シーザーズ・エンターテインメント(ラスベガスのカジノ)、シーザーズ・エンターテインメント(水素燃料電池システムの開発)、ダーリン・イングレディエンツ(家畜処理時にできる副産物やレストランの調理油の再生利用)、ブラックロック・キャッシュ・ファンズ-トレジャリー(米国の短中期国債とその他の直接債務、およびそれらを担保とするレ ポ取引に投資)など幅広い分野に投資しています。
IWM

直近5年の値動きです。SPYに比べるとコロナ時の落ち込みが大きかった分、高騰率も大きいのが特徴です。
IWM


FTSE先進国市場ETF(VEA)バンガード

米国を除いた先進国株式市場の大・中・小型株をカバーする、FTSE先進国オールャップ(除く米国)インデックスに連動したETFです。世界の大型・中型公益事業株を保有。西欧・アジア太平洋地域を中心に投資します。

投資先の上位10の銘柄を見ると、サムスン、ネスレ、トヨタ自動車などに投資しているようです。
VEA

直近5年の値動きです。暴落は一緒にしているものの、振れ幅が小さい印象です。
VEA


FTSEエマージング・マーケッツET(VWO)バンガード

VWOは途上国の企業を入れたETFです。FTSEエマージング・マーケッツ・インデックスに連動し、ブラジル、ロシア、インド、台湾、中国、南アフリカなど、世界中の新興国市場で大型・中型株を保有しています。

投資先の上位10の銘柄を見ると、テンセント、アリババ、TSMC(台湾半導体大手)など中国、台湾資本への投資が多めです。
VWO

直近5年の値動きです。VEAと同様、価格の振れ幅が小さめな印象です。
VWO


トラッカー・ファンド・オブ・ホンコン(2800)HK

「トラッカー・ファンド・オブ・香港」は、アジアの世界的都市である香港の株式市場に上場している代表的な企業36社の株価に連動するように作られたETFです。ポイントはそれぞれのETF比較表で見ても、サブプライムで他米国ETFより値落ちしなかったことです。リスク分散には良いETFかと思います。
オレンジが(2800)ですね。
比較

投資先の上位10の銘柄を見ると、HSBC、テンセント、アリババなどがありますね。
2800


金の果実(1540)

日本の三菱UFJが展開する金のETF。金地金1gの現在価値(理論価格)が価格となります。ポイントは現物交換可能ということで、金を保有しているのと同じ効果があります。銀・パラジウムのETFは現物交換ありません。あえて日本のETFとすることで、為替リスクなどにも対応できるようにします。

直近5年の値動きです。金融不安時に安全資産として買われているのがわかります。今はコロナ騒動が落ち着きつつあるので、下落トレンド中のようです。
金の果実


純プラチナの果実(1541)

日本の三菱UFJが展開するプラチナのETF。プラチナ地金1gの現在価値(理論価格)が価格となります。ポイントは現物交換可能ということで、プラチナを保有しているのと同じ効果があります。

直近5年の値動きです。同じ貴金属でも金が値を上げる中、プラチナは大きく下げています。これを見ると貴金属も分散投資すべきというのが頷けます。プラチナが下げた理由は、ディーゼル車の需要減が大きいそうで、排ガスの触媒としての需要減が大きいようですね。
金の果実


米国国債 20年超 ETF(TLT)iシェアーズ

残存期間が20年を超える 米国債で構成される指数に連動します。価格も上昇幅が大きく、下の直近5年の他の米国債ETF、債券ETFとくらべても上昇幅がいちばん大きいのがわかります。

米国債


米国物価連動国債 ETF(TIP)iシェアーズ

ブルームバーグ・バークレイズ米国物価連動国債指数に連動します。

下の直近5年の動きを見ると、青がTIPなのですが値動きの幅が小さく大きな暴落もしていないのがわかります。
米国債


米国短期国債 ETF(SHV)iシェアーズ

米国籍のETF(上場投資信託)で、残存期間1年以下の米国債で構成される指数に連動します。

下の直近5年の動きを見ると、赤がSHVの値動きなのですがほぼフラットです。リスクを嫌い、積立感覚で買いまして行くなら良い米国債ETFだと思います。
米国債


米国国債 7-10年 ETF(IEF)iシェアーズ

残存期間7-10年の米国債で構成される指数に連動します。

直近5年の値動きをみると、下図緑がIEFとなります。米国国債 20年超 ETF(TLT)と一緒に値を下げたのに上がり方は緩やかという何ともイマイチな米国債ETFです。
米国債

iBoxx 米ドル建てハイイールド社債 ETF(HYG)iシェアーズ

米ドル建てハイ・イールド債債で構成される指数に連動します。ハイ・イールド債とは、利回りが高く信用格付が低い債券のことで、ジャンク債などともいわれます。イールド(yield)とは、直訳すると、収益、利回りという意味となります。
具体的には、格付会社などで信用格付がBB(ダブルビー)以下の評価をされている債券で、信用度が低い分、格付の高い債券より金利が高く設定されています。

通常であればなんでこんな危険な社債をと思いますが、直近5年の値動きを見ると、下図黄色がHYGの値動きなのですが、面白いことに長期国債と逆の値動きをしています。ですのでリスクヘッジに購入するのはありかと思います。丁度トレンドが反転したようですので、今はいい買い時かもしれません。
米国債


以上、今回は私の勉強もかねて1ヶ月の勉強の成果ともいえる投資方針について書いてみました。
とはいえ、あくまで私見です。投資初心者がこんなこと考えているんだという程度に見てくださればと思います。


尚、参考にした本はこれらになります。















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