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夏にバーベキュー、あこがれますね。でも住宅街でやってもいいのか、ご近所トラブルにならないのか不安ですよね。

一応弁護士の見解が乗っているページを参照すると、法律上は問題ないようです。


でも2017年には岐阜県でバーベキューによるご近所トラブルで殺人事件もありました。
法律上はよくても、こういった事件に巻き込まれないようにするにはどうすればよいのでしょうか?

トラブルの原因として考えられるのは、
◎匂い
◎煙
◎騒音

の3つであると、複数のサイトでも書いてありました。
バーベキューに限らず、七輪で魚を焼いてトラブルになった例も情報収集の段階で見つけました。
この原因をクリアすれば、逆に言えばトラブルになりにくいバーベキューができると思います。

まず「騒音」ですが、これは気を付けるしかありません。
大声で話さず、爆音で音楽を流さない、いわるゆ常識の範囲内で行動すれば問題ないでしょう。
そして「匂い」「」についてですが、これ、具体的にどのようなプロセスで発生しているのかを調べますと、大きく2つの要因がありました。

1.熱源(火)による原因
野外で火を使う場合、IHを無理やり野外で使うなどしない限りは、通常は薪や炭を使うかと思います。これ自身の煙に匂いがあります。

特に水気を多く含む薪などは、燃える時に多くの煙を発生します。
この煙の正体は、木に含まれる水分や硫黄などのガス分で、これが熱せられて時にはパチパチと音をたて、また匂いを付近にまき散らします。

これを回避するのであれば、白炭(備長炭)などを使うのが望ましいとされます。
白炭(備長炭)は高価ですが、1300度程度という高温で生成されるため、これらの成分はほぼ無くなっており、こういった現象は起こりにくいです。黒炭は400度程度で生成されるため、これら成分を多く含み、煙が出やすい炭となっています。

2.食材の油による原因
食品自身も煙を発します。肉の焼ける匂い、魚の焼ける匂いの正体です。
これは、熱せられた食品から蒸発したり、にじみ出たりする脂分が主な成分となっております。
特ににじみ出た油が熱源に垂れると、急速に蒸発し、オイルミストと呼ばれる微細な油を含んだ煙が発生します。
これがバーベキューに限らず、食品を焼いたときに出る煙の正体です。


以上の原因がわかったところで、よい対策はあるのでしょうか?
調べてみると、何個かの商品を見つけましたので、ご紹介いたします。

A.ハーフェレ ロータスグリル
これは、煙の原因となる食品の油を炭に触れさせないことで煙を出さないという商品です。
メーカー公式ページの解説図をみるとわかりやすいです。
ロータスグリル
これ、Amazonのレビューとか見ていると火力が弱い欠点があるそうですが(貝などは1時間かかったという人もいました)、専用の炭を使わずに備長炭を砕いて使うと、火力もあがり、値段も専用品より安くなるようです。

炭はこの図のかごの部分に入れるみたいですね。
ロータスグリル2

公式動画で煙の立ち方も確認できます。


また公式サイトの画像を見る限り、卓上でも使えそうな大きさです。
ロータスグリル3




B.長谷園 卓上グリル やきやきさん
これは伊賀焼でできた製品で、このようにガスコンロにかぶせて使用します。
周りに水をはっておくと、ここに食品の油が落ちます。
伊賀焼グリル3

これも動画を見たほうが分かりやすいと思いますので、公式の紹介動画を載せておきます。


天面はジンギスカンのグリルみたいになっていて、周りに油が落ちていくんですね。


C.イワタニ スモークレス焼肉グリル やきまる
これは上の伊賀焼にコンロをセットにしたような商品です。
家の中でも使え、場所も取らずに煙も出ない便利な商品のようですね。

この商品もウリは食品の油が火にふれないことのようです。
要点をメーカー公式の紹介より抜粋しました。
やきまる 1
やきまる 2

これも紹介動画を載せておきますので、ご覧ください。



このように、バーベキューにも使えて煙がでない製品が最近はでています。
バーベキューっぽいかといわれますと疑問ですけど、それでもこれらの製品ならテラスやバルコニーでもバーベキューできます。

魚焼くのにも使えそうなので、妻に購入相談してみたいと思っております。