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 我が家のウサギに限らず、ウサギは視力があまり良くないようです。視力0.05~0.1くらいでかなり近視です。私の視力が裸眼でそんなもんなので、まあ1m離れると顔の判別がつかない程度でしょう。

 ウサダッシュ中、たまに物にぶつかっています。見ていると、特に正面にあるものの認知力が低いようですね。調べていくと、ウサギが人間のように立体視できるのは正面10度程度で、その他350度は我々が漫画や写真をみているのと同じように、平面で見えています。
 更に人間と違い、ウサギの目の位置の関係で鼻先から口元はまったく見えていません。ですので、ウサギに目で見て欲しい何かを出す際には、少し離してやると良いようです。臭いがしないと全くわからないようなので。
 視界はほぼ360度あるようです。体の構造上、先ほど言ったように鼻先と、頭の後ろなどは見えないので、ここから不意打ちするとかなり驚きます。

 またウサギは夜目が利きます。ウサコッツも夕方から活発に動き始めますが、元々ウサギは夕方から夜にかけてが活動時間であったので、飼いウサギになっても薄明かり下の活動が得意の様です。光を感じる能力は人間の8倍あるようです。
 我が家のウサコッツの場合、常夜灯(蛍光灯の横にある、あのオレンジの豆電球)をつけていると活発に動き、全くの暗闇だとおとなしくしています。やはりポイントは薄明かりにあるようです。


 こんな感じで目が悪いウサギですが、それをカバーするだけの聴力、嗅覚を備えています。なので、覚えて欲しいことをする際には、音と行動をセットにすると良いようです。例えば、特定の音を出した後に餌をあげるなどです。
 我が家のウサコッツの場合、特別しつけた訳ではありませんが、チモシーの袋の音と、ペレットの袋の音には敏感です。特に最近では、ペレットの開閉音を覚えたのか、袋をあけると、袋に突進してきます。これを応用して、わざと音を鳴らした後に餌の皿をケージに戻すようにしてからは、音に釣られ勝手にケージに戻るようになりました。


 また他にも、ウサギは青と緑色に対して敏感だといわれていますが、別の資料ではウサギの色覚については研究中であるとも書かれています。うちのウサコッツの場合は、新しいペレットの袋が青色なせいか、この袋には敏感ですが、前のペレットの袋にはあまり反応しません。赤色ベースなのが駄目なんでしょうか。
 またこれを書いていて気づいたのですが、今日嫁さんの服が床に落ちていましたが、青色なせいか、ものすごく引っ張ったり、噛んだりしていました。また私のズボンも今日は青色ですが、これにも噛みついていました。他にも洗ってたたむ予定のジーパンなどが好きなようでしたが、これらすべて青色です。

 また飼い主の指を噛んでしまう行動ですが、これが常習的でなければ、えさと間違えている可能性もあるようで、むやみに怒ると、信頼関係を損なうようです。特に指先から餌の臭い、好きな臭いがしていると噛んでしまうことがあるようです。


 今回は以上です。簡単にまとめると、目が悪いので、物にぶつかりやすく、前の物は見えず、間違えて噛んでしまっても許してやってねという感じです。

■参考:ウサギの基礎知識