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信長の野望・大志 with パワーアップキット」が発売されて半月が経過しました。
2月末ころより、私のブログの「信長の野望・大志 with パワーアップキット」のレビュー記事のページビューが増えてきたので、購入悩まれている方向けに地方モードのレビューも含めて改めてレビューを書いてみたいと思います。この記事を書いた時点で、地方モードを2シナリオ、全国モードを2シナリオクリアしています。

■前回レビュー:信長の野望・大志 with パワーアップキット のレビュー(2019/2/20)

まずは3月5日時点でのAmazonのレビューを見てみましょう。
Amazon
星が1.5(PC版)~3(switch版)となっていています。
全レビューみても、68件しかありませんので、一通り読んでみると、ネガティブな意見が多いですね。
ほとんどのレビューで内政面の評価は惨憺たるもので、戦闘に関しては意見が分かれ、追加要素の攻城戦については言及すらないこともあり、地方モードについては言及している人が少なく、あまり遊ばれていないイメージです。


では、私のレビュー(2019年3月5日版)を書いていきます。

全国モードは2回クリアしました。
そして思ったのは、やはり内政は委任するのが良いと思われます。

元々出来ることが少ないのもありますが、1ターンでたった1回の命令しか出せない商圏コマンドをはじめ、あまりできることがない内政は、最初のお金がない時は悩みますが、しばらくして資金に余裕がでてこればわざわざ自分でやるまでもないと思いました。

委任については、以下の様に設定できます。
まずは全般の画面。見ての通り、評定、商業、農業の委任と、城の改修(パワーアップキットでは、籠城戦あるので、改修はしていきたいですね)などがあります。

便利なのは配属の委任。結構城を攻め落とした後、配属考えるの面倒なんですよね。
募兵は足軽のみにすると、お金がすごい勢いでなくなりますが、兵の質があがるので、長期間、他勢力と戦闘するなら選んでもいいですけど、お金が本当になくなります。
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つづいて開発の委任画面です。
これが意外に便利で、最初商人町(収入増)、漁村(収入増)、貯水池(兵糧増と干ばつ防止)、宿場町(流人増。足軽は流人の数しか雇えません)のみを許可して整備すると効率よく領土が運営できます。
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行軍委任です。ここは委任せず、手動が良いと思います。
といいますのも、パワーアップキットのAIは、軍勢の動きにつられるので、相手の兵糧を消耗させるような行軍、位置取りを行うのが大切だと思うからです。
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最後に、これ以上のお金を使うなって設定ができます。
開発や募兵で必要以上にお金を使わないようにここで管理できます。
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そしてこれが内政を委任をしながら戦っている伊達稙宗でのプレイ画面です。
これ、戦闘していない状態で、月々72万両ずつお金が減っています。
全国のほぼ半分を押えているので、潤沢に入ってくる兵糧を毎月全力で売るのと、募兵を委任するまでに貯めたお金で何とか資金繰りしていますが、この後募兵を自分で全部やり直しました。
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上のマップ、今川が不自然に領土内に残っているのがわかるかと思います。
これが大志のパワーアップキットで採用された、「大命」というのの効果で、今川義元は「雪斎の教え」というコマンドで、どんなに不利な状況下でも即時、対象勢力との合戦を強制講和できて、その停戦が6か月間有効という卑怯なコマンドを持っています。

他にもパワーアップキットでは、籠城戦が加わりましたが、半自動(最初の配置と戦術をきめるだけ)なので、基本見てるだけです。

決戦は多くの方のレビューであるように、無印の大志よりも味気なくなりました。
敵の戦意をくじくことで寡兵で大軍に勝てた無印の大志に比べ、個人的にはむしろ改悪ではないかと思います。


今回の「信長の野望・大志 with パワーアップキット」では、地方モードが加わりました。
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下の地図の色がついているところが、地方モードの範囲です。
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範囲が狭いのと、兵力が拮抗しているシナリオが多いので、全国モードよりこちらの方が楽しめました。
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基本戦略は同盟を結んで、敵をしぼることです。
このシナリオでは、豊臣秀頼で遊んでみました。
浪人が大阪城にかなりいるのと、秀吉が残したと思われる潤沢な資金がありますので、早々に徳川を攻めるもよし、時間を掛けて包囲網をつくるのも良いです。

以上のような感想を踏まえ、「信長の野望・大志 with パワーアップキット」を再評価すると、

総合:★★★☆☆(3/5)
戦闘:★★☆☆☆(2/5)
内政:★☆☆☆☆(1/5)

といったところでしょうか。
信長の野望をはじめてプレイする人であれば、買ってもそれなりに楽しめますが、過去作と比べるとやはり見劣りがします。

なので、購入を悩んでいる人にはおすすめできないゲームです。