ウサギの社会性としつけ
前回の日記で、しらずに行っている行為により、飼い主が私たちの家庭という群れの中で、ウサギの序列より人間の序列を下に勘違いさせてしまっている可能性について書きました。
「飼い主は常にウサギのSlave(奴隷)の地位に甘んじる」です。
そうならない為に、群れという視点で、しつけについて見直したいと思います。
ウサギは群れで過ごしますが、前回の日記でも書いたように、群れの中では役割分担ができています。
それを普段の生活から、喧嘩などをせずに、行動から序列を決定しています。
子ウサギにとっては、食事を毎日くれる相手は母ウサギのように思っているかもしれませんし、安全を確保してくれる人は群れのリーダー、遊び相手は親兄弟や同じ世代のウサギとなるでしょう。
そう考えていくと、今のウサコッツには、母ウサギの代わりになる人はいても、他のウサギの変わりはいないのかも知れません。
飼い主は基本的にかわいがることはしますが、本来のウサギが仲間と行っている、一緒に走ったり、時には怪我しない程度に喧嘩するなどのことはしません。
そうなると、別の方法で序列を決定するしかありません。喧嘩です。
とはいっても、生物としての大きさが決定的に違いますので、真剣に喧嘩すれば、ただの虐待になってしまいます。
なので、基本はウサギの生理的な欲求(餌の供給)などには答え、気に入らないなどの理由でウサギが攻撃してきた時には、毅然とした態度で臨むことです。
その際は、殴ったりしなくても、相手の攻撃が意味をなさないことを繰り返し教えるだけでも効果があると思います。
私の場合、以前の日記でも書いたように、しつけ用にバイク用の皮グローブを使っています。
噛んできても痛くないので、ウサギの目を見ながら、好きなだけ攻撃させた後に捕まえて、目を見て諭す、これをするとその後半日は無茶な起こりかたはしてきません。
また野生のウサギは、毎日決まった時間に決まったことをすることが多いようです。ウサギはあまり毎日の生活リズムが違うことを嫌う傾向があるようです。
我が家は、概ね決まった時間に小屋の掃除や餌やりなどをしていますが、こういったことも大切なようです。
やはりウサギのしつけは、人間側がルールを示し、それを知ってもらうことと、違反した場合にはしっかりしかることで、家庭という群れの一員になってもらうのがよいようです。