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着物生活、始める前は費用がいくらかかるのかすごく不安でした。
そして最初の1着をオーダーしてから2か月が経過し、現在では以下の着物を保有しております。

1.伊勢木綿 単衣 オーダー(税別65,000円)
2.ポリエステル ハナエモリ 単衣 既製品(税別38,000円)
3.正絹紬 袷 アンサンブル 中古(税別38,000円)
4.シルク 長襦袢 中古(税別10,000)※3のセット品
5.ウール 袷 アンサンブル いただきもの(仕立て直し代 税別10,000円)


着物4着と羽織3着体制となり、何とか着回しできるようになりました。
ここまでで、総額151,000円がかかりました。

着物をそろえるうちに気づくことがありました。
オプションパーツにもお金が少し必要です。

着物本体に付属するもの -帯と腰ひも-
帯はベーシックのだと、これです。この2か月、何件か呉服屋回りましたが、どこにも置いてある商品でした。

私はこの色の帯と、赤い帯を購入して使用しています。
値段もAmazonで1400円(腰ひもなし)とかなりお安いものです。

腰ひもが2本付属しているのは、腰のくびれを埋めるためにタオルを巻くのですが、これを固定するのに一本、帯を締める時に着物を仮固定するのに一本使用しますので、必要物品です。

新品の正絹帯(男物)だと単純な柄で1万円を超え、2~3万円程度が相場のようですね。
これが中古になると、1万円くらいに値段が下がります。

羽織本体に付属するもの -羽織紐-
元々いただきものの羽織に付属していたこういうタイプのものがありましたが、これはかなりフォーマル向けのものらしく、また見た目も地味でした。


そこで私はこちらを購入しました。
マグネット式で真ん中の玉の部分が分離するので、いちいち紐を外さなくても脱げます。
また金具も脱着しやすいタイプでした。
色はこれのワインレッドみたいなのを購入しました。

価格は4000~6000円前後のものが多いようです。


着物の下に着るもの -襦袢-
襦袢、妻は生地から作成しましたので、生地と仕立て代で6万円程度かかりました。
でも私は裏からちらっと見えるだけのものにこんなに払えませんので、1万円の絹の中古品を買いました。

ただそれでも普段使いには高価なので、普段はこれを使っています。
Tシャツタイプで、ぱっと見は襦袢着ているように見えるので、重宝します。
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■商品名:KIMONO UNDERWEAR メンズ襦袢衿Tシャツ 


足にはくもの -下駄と雪駄-
着物といえば下駄か雪駄。

私は今回の着物購入の前からこの下駄を愛用していたので、今回はこれを流用しました。

しかしフォーマルの場には下駄は無粋だそうです。
下のような雪駄というものがフォーマル向けだそうです。

この雪駄、底がスポンジなので本来は牛革が正式とのことですけど、そもそも肉食の習慣のなかった江戸時代(名前を変えて猪とかウサギとか食べていましたけど)、そんなに牛革が出回っていたとは思えません。

そこで由来を調べてみると、当時庶民は草鞋(わらじ)をはいていたのですが、これは毎回紐を巻き付けなければならず面倒だということで、鼻緒がついた草履に進化しました。その草履は草で編まれていたので、雨などで滑って危ないということで動物の皮が裏面に張られ、これが雪駄の原型になったといわれているようです。
ちなみに最初のころは「席駄」と表記されていたようで、席は「竹や草で編んだもの」という意味を持ち、駄は「履物」という意味でした。これが時代と共に当て字で雪になった説と、雪の上でも滑らず歩ける説がありますが、とにかく当て字が主流となり「雪駄」と呼ばれるようになったそうです。

この説明文、動物の皮とは書いてありましたが牛革とはかいてなかったので、その昔は滑り防止効果の高い、入手しやすい皮がおそらく使われていたんでしょうね。


価格ですが、下駄は普通のは安く1万円以下、mizutoriの下駄は18000~20000円くらい。
雪駄は裏地がスポンジなら5000円前後、牛革で13000円前後です。

まとめ
着物は最近、何度も呉服屋に出入りしていてピンキリだとわかりました。

中古であれば、正絹のものでも数万円で襦袢から着物・羽織までそろいます。
そこに付属品を購入まで考えて、5万円程度で一揃い用意できると思われます。

これを仕立てする場合、木綿やウールなどの安めの生地を使用しても、襦袢から羽織までそろえると最低でも10万円くらいはかかりますね。

男性物の中古は数が少なく、私のように170cmを超えていると数が少ないので物は選べませんが、最初は中古でそろえて、着慣れていくのが良いかもと今の時点では思っています。