我が家の洪水の被災リスクを知ろう -国土地理院の地理院地図-
先日の台風19号による川の氾濫、怖かったですね。私の住む地域でも、昨年長良川が氾濫寸前までいきましたので、他人事ではありません。
一応今の家を買う時には、自治体発行のハザードマップを参考に土地を選びました。
しかしこれまでの想定を超える雨が降った場合、家の近所で冠水する場所はどこなのかを知れば、そこを避けて逃げることも可能です。
そこで地形の高低差をビジュアル的にわかりやすく知るサービスはないかと検索すると、ありました。
それが、この「国土地理院 地理院地図」です。
地理院地図:https://maps.gsi.go.jp/
さすが税金を投入したサービス、味気のないサイトですが、情報は細かい。
使い方ですが、まずサイトを開いたら、右上の「機能」をクリックします。
断面図をクリックします。
この状態で、計測したい部分をダブルクリックすると、そこが始点になります。
計測していきたい個所をクリックしていき、最後にダブルクリックすると、グラフになってでてきます。
例えば、これは木曽三川と呼ばれる「木曽川・長良川・揖斐川」の高低差を表示してみた画面です。
これ見ると、大規模な洪水が発生した場合には、木曽川から揖斐川にかけて水が流れていくことがわかりますね。
終わったら、指定をクリアをクリックすると、再び測定ができます。
これで、我が家の近くの川からの高低差を示した図をのせてみます。
縦軸の長さってのを左右にドラックすると、より高低差が強調されます。
もう少し拡大した図を出してみます。
家ばれするので、文章で解説すると、この図は最初のが800m縮尺、下のは300m縮尺で、ちょうど我が家はこの図の真ん中に位置しています。
左端の大きな窪みは川です。海抜10mあたりがおそらく普段の川面です。そしてその横が堤防になります。右の端のほうに少しくぼんでいる部分がありますが、これが用水路です。
これを見ると、我が家は海抜12~13m、近所の用水路は海抜11mくらいといったところでしょうか?
こうやって地形を色々な方角から見ることで、土地の高低がよりビジュアル的にわかります。
これから家を建てる方、自宅の状況を把握したい方にはおすすめなサービスです。
また類似サービスで、「地図蔵」の地形断面図というのもあります。こちらは国土地理院のデータをもとに、Googleマップを使用して高低差を出します。
こちらはダブルクリックしなくても、クリックするたびに下のグラフが更新されていきます。
やり直しは画面上のクリアをクリックしてください。
水害が増える昨今、自分のおうちはどんな状況か確かめてみられてはいかがでしょうか?