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先日横浜旅行にいったとき、赤レンガ倉庫にいってきたのですが、そこから見える場所に「海上保安資料館 横浜館 工作船資料館」なるものを発見しました。

場所はここです。


外観はこんな感じ。

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海上保安庁の基地なので、すぐ脇には巡視船も停泊しています。

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この船(PLH32 あきつしま)、知らなかったのですが、天皇陛下のパラオ行幸の際には、お召船として天皇陛下が乗船、宿泊なされたそうです。

中にはこのように、2001年の不審船事件で撃沈(最後は自爆だそうです)された、北朝鮮の船が、他に引き上げられたものと一緒に展示されています。

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この不審船、ZPU-2 13mm対空機関砲も装備していたようで、これも展示されていました。

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当時の映像も館内で紹介されていました。



海上保安庁の方々は、こんなに大変な思いをして国を守っていてくれているんだと感心しました。


この資料館、無料ですので、立ち寄られるのも良いかと思います。

■横浜海上防災基地 海上保安資料館 横浜館 工作船資料館:
住所:神奈川県横浜市中区新港1-2-1・赤レンガパーク隣
営業時間:午前10時から午後5時まで(閉館30分前に受付終了)
休館日:毎週月曜日(休日の場合は翌平日)、年末年始(12月29日から1月3日まで)
入場料:無料



海上保安庁は、艦齢35年を超える老朽艦を予算不足でいまだに運用しています。海上保安庁の366隻の巡視船と巡視艇のうち、35%にあたる129隻が耐用年数を超えて使用されています(2016年データ)。

そんな中、「海上保安体制強化に関する関係閣僚会議 」にて海上保安庁の予算増が官邸主導で認められ、やっと艦艇の更新もはじまるようです。