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皆さま、ビックマック指数というのをご存知でしょうか?

ビッグマック指数とは、イギリスの経済誌「The Economist」(エコノミスト)が毎年発表している経済指標で、基本的には同一商品、同一品質であるビックマックの価格を比べることで各国の物価を比べようというものです。

今回、この指数を参考に日記を書いたきっかけですが、2019年春にグアムに行って、その物価上昇に驚いたので、物価、治安、渡航費用を含めて旅行しやすい国を調べてみようと思いました。今回は近場の東南アジア、オセアニア、インドで検証していこうと思います。あまり遠いと、費用だけでなく、休みもとれませんしね。

わかりやすく表にするとこんな感じです。
国名 ビックマック 渡航 外務省総合
グアム 612.98 54,800 なし E(10)
シンガポール 474.44 59,800 なし D(11)
韓国 448.58 20,800 なし B(19)
タイ 399.11 54,800 なしB(19)
中国 344.5 45,800 なし B(21)
ベトナム 313.86 72,800 なし C(16)
フィリピン 291.17 62,800 1~2 B(20)
インド 279.62 119,800 1~4 D(11)
台湾 252.75 39,800 なしA(25)
※渡航費用は、HISの同じ日発、4日間のツアー旅行費用
※中国は香港、タイはバンコク、フィリピンはセブ島、インドはバリ島の費用
※ビックマック指数は2019年のものを使用


総合評価の判断は以下の基準でおこないました。
ビックマック価格・・・200~249円 10点/250~300円 9点 以降50円あがるごとに1点減点
渡航費用・・・0~39999円 10点/40000~44999円 9点 以降5000円あがるごとに1点減点
渡航勧告・・・危険度 なし 5点 以降、レベル1で1点減点。レベル4で4点減点。

A(23~25) / B(19~22) / C(15~18) / D(11~14) / E(8~10)


■渡航・滞在費共に高いが、高額商品はお得かもなグアム:
こうやって点数化してみると、グアムの物価の高さと渡航費用がLCC撤退によりあがったことが、旅行費用の高さとしてはねかえってきている印象です。しかしグアムには一つだけ利点があります。消費税がないことです。これはハワイは正式なアメリカの州なので州税としての消費税がありますが、グアムは準州なので2019年時点では消費税0%です。

■総合的に最もお安く旅行できる台湾:
総合的に評価が高いのはやっぱり台湾です。物価あがったとはいえ、比べてみると他の国よりもまだ十分に安いようです。台湾は消費税5%です。

■買い物もあまりお得でなくなった、物価が高い韓国:
韓国は物価が思ったより高く、日本の1.2倍の物価となっています。消費税も10%となっており、もはや高額な買い物するならグアムの方が安いような気がします。
実際に2017年に日本の羽田、グアム、韓国で見てきて比較した方のブログを見つけ、それを参考にすると、有名ブランドはアメリカのブランドはグアムが最も安く、EU圏のブランドは各国横並び+消費税(なのでグアムが一番安かった)となっているようです。

■旅行先での費用は断然安いが行くのにお金がかかる、タイと中国:
タイ・中国は渡航費用の問題があるものの、物価が安いので買い物には向いている感じですね。
タイは消費税7%、香港は消費税0%です。


このような感じとなっていました。
2019年、海外旅行をお考えの方のご参考になれば幸いです。