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タグ:熱中症

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毎年夏になると温暖化や最高気温更新など、気温に関するニュースが話題になります。これを見ていて、人間の体温についての疑問が湧きました。

人間の体温と気候変動

人間の体温はなぜ36℃なのか、そして気候変動によって変わる可能性はあるのか?また、人間は気候に順応できるのか?これらの疑問を持ち、調査を行いました。

体温と暑さの感じ方の関係

文献によると、体温が上がると高温をより熱く感じ、体温が下がると高温をより涼しく感じる傾向があるとされています。体温の変動は、体内の熱の発生と放散のバランスに関連しています。

なぜ36℃が人間の平熱なのか

36℃が人間の平熱である理由は、人間の体を形成するたんぱく質(酵素)の活動が最も適している温度が36℃前後であるためです。このため、気候変動があっても平均体温は変動しづらいと考えられます。

動物ごとの体温の違い

動物によって体温やタンパク質の特性は異なります。例えば、鶏肉や豚肉、牛肉に含まれるタンパク質はそれぞれ異なり、そのため体温も異なるのです。

うさぎの平均体温

うさぎの平均体温は、健康なときには38.5度から40度くらいです。体温の変動は、個体差や環境によっても影響を受けます。

まとめ

人間の体の構成を進化させての環境適応は難しい雰囲気です。なので対処療法を頑張っていくしかなさそうですね。






気候変動の真実 科学は何を語り、何を語っていないか?
スティーブン・E・クーニン
日経BP
2022-03-19


ウサコッツの夏バテと、回復 -あってよかった、ミルク-

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少し前の話になりますが、今年の7月終盤ころにウサコッツがどうやら夏バテっぽい症状になりました。
ご飯を食べず、水もあまりのまず、ただひたすら寝転んでいるという状態でした。

7/11の日記で、一度食欲がなくなったと書きましたので、最初は術後の体調不良化とも思いました。
■関連日記:ウサコッツ、食欲がなくなる

しかしどうも痛みを耐えている感じではないようにも思えます。
そこで熱中症を疑いました。
下図は人間の場合の鑑別表です。
熱中症
ウサコッツの場合は、ぐったりしていて尿量が明らかに減少(やや色が濃い目)でした。
しかし我が家はエアコンを春と秋以外、24時間稼働していますので、室温的には問題ないと思っていました。
※当時は25℃設定で、「Nature Remo」で遠隔で監視していると、日中は常時27~28℃、夜間は25~27℃と、設定温度より実際の室温は高めになっていました。湿度は80%以上という表示になっていました。

でもこんな資料も見つけました。
この図はペットの熱中症がどこで発生したかの割合を示した図です。
熱中症3
■引用元:アニコム損害保険株式会社「STOP熱中症新聞 VOL.1」 2014年6月発行

ではなぜこのようなことになるのでしょうか?
すごく分かりやすい図がありました。
熱中症2

私たちよりペットは地面に近いので、空気の温度が下がっていても、地面が温まっている場合、案外熱いんですね。温かい空気は上に上がるので、床付近は涼しいものと勝手に思っていました。


ここまでで、症状と原因がわかり、熱中症として対処を開始することにしました。
水分を飲んでもらおうと思い、最初は水を飲みやすいように器に入れ、ケージの床に置いてみました。
しかし、やっぱり駄目でした。

そこで家にまだ残っていた、ウサコッツの好物のミルクをあげることにしました。


とはいっても、最近はあんまりミルクに興味を示さなくなっていたので、これすら飲めるか心配でした。
最初、ケージ内に置いておきましたが、しばらく反応なかったので駄目かと思いましたが、一応一晩おいておくことにしました。

すると、朝になったらなくなっているじゃないですか?
そこでもう一度、試しに朝あげてみると、今度はその場で飲み始めました。
ミルクの味を思い出したんでしょうか?


このミルク飲み始めて2日くらいでペレットも食べられるようになり、3日目にはペットサークル内を走り回るくらいに回復しました。
また妻と話し、エアコンの設定温度を日中23℃、夜間24℃設定としました。
これで実際の温度は、日中24~25℃、夜間24℃、湿度は60~70%を維持しております。

そしてそれから半月、元気に毎日走り回っています。
ウサギの熱中症は、以下のポイントを超えると危険になってきますと以前も書きました。
1.気温差が5℃以上ある
2.室温が28℃を超える ※理想温度18.3~23.9度
3.湿度が60%を超える ※理想湿度30~50%

自分で書いておいて、今見ると、理想温度を超えていました。
湿度がかなりまずかったと反省しています。

エアコンの性質上、温度を下げ気味にしないと湿度も落ちないので、今回の反省を活かして、熱中症にならないように気を付けていきたいと思います。


最後にエアコンの冷房と除湿の簡単なご説明をいたします。
除湿の仕組みはすごく簡単です。
下はダイキンのホームページより引用した説明画像です。

まず湿度はこんな感じで温度が高いほど、より多くの水気を空気中に含むことができます。
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でも温度が下がると、水を貯える能力が下がります。
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これを利用して、エアコンが空気を冷やすときに、
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冷えて結露した水分を外に出すことで除湿をします。
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よく夏のエアコンの室外機から水がでていたり、コケが生えていたりするのは、この水分が原因です。
ですので、基本的に温度を下げるのが一番手っ取り早い除湿の方法となります。


では除湿のみをおこなうと、どんな動きをするんでしょうか?
除湿機能がついているエアコンは、一応2つのモードがあることが多いです。
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一気に冷やして除湿後に冷えすぎた空気を温めて、適温にして送り出すのが再熱除湿、弱冷房除湿はすごく弱く冷房をかけることで冷えすぎずに除湿をします。

これみると、弱冷房があればそれがいいじゃないかと思われがちですが、冷房弱いということは室温がそれだけあがるということです。

今回のように暑さに弱いペットの場合には、再熱冷房で望みの温度にしながら除湿するのが一番理想ですが、再熱除湿は冷房と暖房を同時に動かしているようなものなので、電気代がかかります。

そういった意味でも、普通に冷房かけたほうが電気代的にも助かるかと思います。

室温が30度を超え始めました -うさぎの熱中症対策を-

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夏が近づいてきましたね。
そろそろ日中の室温が30度を超えます。

この画像は、ウサコッツのケージにつけてある温度計です。
5/27 午後7時くらいの画像です。
IMG_6357

この日の天気予報はこんな感じです。
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外気温と2~3度の乖離があります。

また春から初夏にかけては、統計をとるとこのような温度変化をするようです。
20140305122153

ウサギの熱中症は、以下のポイントを超えると危険になってきます。

1.気温差が5℃以上ある
2.室温が28℃を超える ※理想温度18.3~23.9度
3.湿度が60%を超える ※理想湿度30~50%

ウサギは毛皮を着こんでいます。またネザーランドドワーフなどは原産地が名前の通りヨーロッパ北部ですので、暑さには大変弱いです。
熱中症になると、獣医による点滴などの処置も必要となります。

そうならないように、早めの室温コントロールをこころがけましょう。

緊急速報 ウサギにとって過酷な夏がやってきた

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5月21日は記録的な暑さでした。私達の住む岐阜では、軒並み7月下旬並みの気温を記録し、また観測史上最高気温を全国的に記録しました。
明日以降も高温がつづくようで、全国的に熱中症対策を行なうようにとのニュースがでていました。
気温
我が家のウサコッツ小屋前の本日(5/21)15時の気温も、28℃と暑くなってまいりました。

これまで書いた日記でも、夏前には熱中症について書いてきました。

■過去の日記:ウサギの熱中症

改めて読んでみると、ポイントとしては、

1.気温差が5℃以上ある
2.室温が28℃を超える ※理想温度18.3~23.9度
3.湿度が60%を超える ※理想湿度30~50%

と熱中症の可能性があがるようです。
また臭いを嫌いますので、温度・湿度上昇による自らの尿の揮発なども大敵の様です。

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そうなると、そろそろウサギ向けにエアコンの使用を開始する時期の様です。
忘れてはいけないのが、ウサギは毛皮を着ている事です。
寒さには強くても、暑さには弱い生き物だということをお忘れなく。

■参考資料:うさぎの基礎知識

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 以前、うさぎの熱中症について書きました。今改めて読み返してみると、熱中症になる室温についての記載がわかりにくいことに気づきました。
 本日(7/4)の天候は終日曇り。気象庁の最高気温予想は25℃ですが、我が家の12時の室内気温は30.5℃あります。ケージに取り付けた温度計は29℃を指しています。このような状況では、ウサギの熱中症を誘発しかねません。
 そこで、改めてウサギに適した気温・湿度など書いておきます。

○環境条件の基準
  • 温度  18-28°C ※理想温度18.3~23.9度
  • 湿度  40-60 % ※理想湿度30~50%
  • 照明  150-300ルクス
  • 騒音  60ホンを超えない
  • 高さ  床上40-85cm
以上の基準です。以前の日記にも書きましたが、ウサギは汗腺が発達しておらず、体温調整を耳で行っています。なので、人間より暑さに弱い動物です。環境温度が28°C以上になると、体温が上昇し、防御機構がほとんどないため、熱射病や熱中病になりやすい傾向にあります。

 またこの季節は湿度があがります。ウサギは湿度を嫌いますので、除湿にも心掛ける必要があります。

 臭いにも敏感で、この時期は苦手なアンモニア臭が温度の関係であがりやすくなります。そこで、適当な換気、定期的な排泄物の清掃をします。


 基本は人が快適な湿度に設定されているため、ウサギにとっても過ごしやすい環境といえますが、特に女性は寒がりな方もいますが、ウサギは基本的に、暑さに弱く、寒さに強い動物です。毛皮に覆われている分、人間の快適温度より少し低めであることを知ってあげてください。


 我が家では、ケージの扉の上に、下の商品を結束バンドでくくりつけてあります。室温などは場所によって違いますので、ケージの温度が分かるような工夫をされると良いと思います。



関連する日記。

■以前の日記:ウサギの熱中症

参考にしたサイトです。

■参考サイト:けい動物医療センター【ウサギ】

■参考資料:うさぎの基礎知識

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