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ウサコッツ、肩の手術をする -その2 強制給餌-

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今回の術後は、食欲が低下し、処方された薬が飲めませんでした。
好物のバナナも食べずに困りました。
便の形状も変わってきたので、術後2日目で強制給餌を試みました。

ウサギの強制給餌の動画
ちなみにこの動画は我が家のではありません。我が家では妻と2名がかりで何とかやった感じなので、動画撮影する余裕なんかありませんでした。

この2つは参考になりますので、ご覧ください。





強制給餌のこつ
強制給餌では、ほとんどのウサギが暴れるそうです。ですので、けががないようにおこなうためのコツをまとめました。

非日常的な空間で

ウサギは自分の縄張りと認識している場所では強気です。ですのであえて普段いかない場所での給餌がいいそうです。そうすると大人しくなるので、危険が少ないです。

タオルでつつんで

動物病院に行くと、診察中はいつもタオルでくるまれています。手足の自由を奪う感じで、かつ優しくタオルを巻きつけるのが安全だそうです。

1回量は少なく

1回の咀嚼で1~2ccずつが目安。一回20cc程度を一日3~4回で与えるのが良いとのことです。栄養補給目的なら濃いめに作って少量入れるのが理想です。まったく水分もとらないなら、1.5kgのうさぎの場合は水分は75~150mlは必要とのことです。

胸部を高く。仰向け抱っこで

仰向けと言っても床に寝る感じではなく、お腹を見せて座ってもらうイメージです。ただこれ、ウサギにとっては不自然な形なので、できるなら普段の格好で給餌できればいいのですが、多くの場合、普段の向きではうまく給餌できないので、後ろから抱っこするイメージでやりましょう。そうすれば胸部は高くなり、誤嚥をさけることができます。

シリンジで給餌、入れる時は前歯と奥歯の隙間から

ウサギは前歯が大きいので、前からではなく、斜め前から口の奥を狙う感じでシリンジ(注射器)で注入します

栄養入れた後は、水分を入れる

栄養入れたのちは、水分を入れるのが良いそうです。

すごく褒めて、ご褒美をあげて、口もきれいにする

最後に口の周りを拭いてあげて、べた褒めしつつ好きなものをあげます。
嫌な経験として刷り込まれないように注意しましょう。

強制給餌の成果

術後2日目

好物のバナナも食べず、何とか「スドー フルーツ王国 トロピカル3」のみは一粒なら何時間かおきに何とか食べられる程度でした。水分も摂取しておらず、脱水と栄養不良が懸念されましたので、強制給餌を実施。
ワンラック (ONE LAC) ペットミルク」を規定量の濃度で溶いて、「テルモ シリンジ 5ml」で投与しました。初日は嫌がるので、5mlと少し飲みの給餌で様子を見ました。抗生物質も混ぜて投与しています。
排尿、排便共にほとんどありませんでした。

術後3日目

餌は相変わらず何も食べません。強制給餌を2回実施。「ワンラック (ONE LAC) ペットミルク」を規定量より濃いめに溶いて、「テルモ シリンジ 5ml」を使用し、1回に10mlずつ、2回に分けて投与しました。水分も5ml投与しました。抗生物質も混ぜて投与しています。
自力での経口摂取困難と判断し、獣医さんの予約を翌日でとりました。この電話の後、午後に入る頃に食事を少しずつ食べ始めました。排便は大きさがいつもの1/4以下の大きさでいびつな形ながら少量ありました。排尿はほぼありません。

術後4日目

この朝にペレットを食べだしました。夜間に前日において置いたペレットをいつもの量と、バナナを5cm程度食べました。9時から獣医さんの診察。便の写真を見せつつ、食事量が回復しつつあることを伝えます。
聴診にて、盲腸の動きが少しわるいものの、腹部には食物がしっかりと入っており、食べ始めたのであれば様子観察で問題ないとの診断でした。
この日より、強制給餌はしていません。

術後5日目

飼い主にいたずらしにくる元気がでてきました。餌も通常通り食べています。便の形はまだ少し小さめですが、円形にはなってきました。排尿はある程度の量、でるようになりました。

術後6日目

術前の食事量と運動量を回復しました。

まとめ
そういえば、人間の場合ですが術後の経過として、

①凝固・止血期(1-2日):出血が収まるまでの期間。
②炎症期(1日-1週間):出血が収まり、その上に膜ができる時期。
③増殖期(3日-2週間):表皮の修復が開始されます。
④組織再構築期(5日-3週間):表皮を普通の厚さまで戻します。
⑤成熟期(2週間-2年):傷跡が残りますが、元通りになります。

というような過程をたどります。
また術後の疼痛(安静時)が軽減してくる期間として1-5日程度とされています。

多分ですが、ウサコッツは痛かったので、ただただ安静にして痛みが去るのをまっていたような気もします。その間は自然界では筋肉や脂肪を分解しつつ耐えるのですが、人間でいう高カロリー輸液っぽい濃いめの栄養を入れておいたおかげで少しはこの時間が短くなったんだったらうれしいなとか思っています。



余談ですが、この傷の回復過程について、確か「はたらく細胞」って漫画でも出ていたような気がします。医学本を読むのは嫌だけど、仕組みを知りたい方はご一読いただくと、体がどのように外傷から回復していくかがわかりやすいと思います。



はたらく細胞(2) (シリウスKC)
清水 茜
講談社
2015-11-20


はたらく細胞(3) (シリウスKC)
清水 茜
講談社
2016-06-09


チモシーでできる腫瘤(こぶのような膨らみ)

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先日の日記「ウサコッツの首に腫瘍のようなものを発見」「ウサコッツの首の腫瘍 -診察に行きました-」にて書きましたように、ウサコッツの首の腫瘤はどうやら現時点では膿として治療が開始されました。
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この原因について、獣医さんは遊んでいるときにできた擦過傷、もしくは悪性腫瘍(癌)などを要因とするもの、もしくはチモシーなどが刺さってできたものとおっしゃっていました。

え、チモシーって刺さるの?
早速他の事例を調べてみました。

結論から言うと刺さります。
以下、「もねペットクリニック ウサギの舌下腫瘍」より抜粋いたします。

この記事では写真付きでチモシーが口腔内に刺さって形成されたと思われる腫瘤を紹介しています。
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そしてウサギの腫瘤内の膿はこのようなクリーム色をしているとのことです。
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そういえば、ウサコッツのこぶからも、獣医さんが膿を注射器で吸い出していましたね。
この子の場合は、膿瘍部を洗浄・消毒し、抗生剤の投与を行ったようです。

うちのウサコッツも、抗生剤投与で傷が治ってくれるように祈っております。

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