【2020年1月版】PCゲームで鍵屋を使ってみる -Green Man Gaming(GMG)とかのお話-
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しかし今回、ドラクエビルダーズのPC版がでたときに、考えました。
Swirch版を持っているのに正規の値段で買いなおすのはちょっと嫌かもと。そして、スクエニは国内の価格と海外の価格に差があることで有名で、なぜか日本のユーザー向けには世界最高値で売られています。
今回の例に出すドラクエビルダーズのPC版は、2020年1月時点で7480円です。
これがドル決済だと、59.99ドル(約6500円)となります。
この時点で980円の差があります。
そして今回利用した「GMG」では、更にここから10%OFFで(53.9ドル)で販売されていました。日本円に同じ日のレートで直すと、5852円となります。1628円の差があるんです。スクエニは1年以上経過しないと日本向けではセールはしないので、この差は大きいです。
でもやっぱり気になるのが、鍵屋って大丈夫なんでしょうかという疑問です。
そこで今回、購入前に調べた鍵屋の仕組みなどをまとめました。
鍵屋の仕組み -仕入れ先とリスクの説明-
鍵屋にはどうやら2種類のプロダクトキーの仕入れ方があるようです。今回購入したサイト「GMG」のように、直接メーカーから仕入れている系と、「G2A」のように、個人が不要になったゲームのプロダクトキーを売買している系に分けられます。
そうすると「GMG」は安全なように見えますが、過去には「The Witcher 3: Wild Hunt」の予約販売時にメーカーよりプロダクトキーの仕入れ先が不透明であるとの指摘を受けたこともあり、必ずしも安全とは言い切れない部分もあります。
■参考記事:『The Witcher 3』GMGセールに開発元が注意喚起―「彼らにはキーを販売していない」
個人売買系の「G2A」などは、個人が購入して余剰となったキーを主に売買しているとされます。しかしこの場合、問題があります。換金目的で偽造クレジットカードで購入した商品にあたってしまう可能性があります。その場合、当然そのプロダクトキーは無効になります。そうなると、突然ゲームがあそべなくなってしまいます。
この問題は「G2A」も把握していて、G2A SHIEDという月額サービスに加入することで優先的に対応してくれるとのことです。とはいえ、対応にはしばらくお時間かかるそうですけど。
■参考記事:「G2Aを利用するくらいなら海賊版で遊んでくれ」、ゲーム開発者が同社の害悪について語る
鍵屋の仕組み -買う時の注意点 地域について-
そしてここがもう一つ、大きな問題点です。映画なんかでも海外のDVDを直接購入すると、日本で使用できない場合があります。
ゲームでも例外ではなく、購入したプロダクトキーは対応した地域が実はあります。
例えば「GMG」でドラクエビルダーズのPC版を購入する場合を見てみましょう。
下の画像の「あなたの地域でアクティベートする」にチェックが入っているかと、対応言語をみましょう。この画像の場合はアクティベート可能であることと、日本語に対応しているのがわかります。
尚、同じドラクエビルダーズ2ですが、例は「G2A」のサイトの画面になりますが、「CAN'T ACTIVATE IN:JAPAN」というような表示があると、日本でのアクティベーションに対応していません。
これ、Switchのソフトなのですが、EUではフランスがダウンロード販売したソフトを中古で販売できないのは違法とした判決を2019年に出したのが理由だと思いますが、「G2A」にはEU版のソフトが多く上がっています。
鍵屋はどんな人向け
鍵屋はここまで書いてきたリスクと仕組みを理解したうえで利用しなくてはなりません。今回の文章中にでてきた「GMG」「G2A」以外にもいろいろなサイトがありますが、どのサイトでも比較的グレーな存在ではあります。
色々なサイトを見ると、多少高くても正規の値段よりは安ければいいという方には「GMG」がおすすめです。私としましては、海外価格を基準にしている時点ですでに安いので、こちらを今後も選んで買うと思います。
リスクは承知で更に安値を狙いたいのであれば、「G2A」がおすすめです。「G2A」にはSwitchやビジネスソフトのプロダクトキーなどもありますので、幅広いジャンルを狙いたい場合にもこちらがおすすめになると思います。