カテゴリ:
今年(2020年)の1月に出た三國志14、鍵屋さんの「GreenManGaming」で安売りしていた時に購入しておいたのですが、最近やっとプレイをはじめましたので、レビューしてみます。

評価
最初に個人的な評価を書きたいと思います。
といいますのもこのゲーム、最初のレビューが荒れたので私も購入を躊躇しました。
その理由が、Windows版でゲームが重くて起動しない、止まるなどのレビューが多く見られ、まともにゲームできない人が多くいたため、その後もその頃のレビューが尾を引いているんです。

しかし実際にプレイしてみると、ここ数年駄作を量産していたKOEIとは思いがたい良いゲームになっていました。私の評価はこんな感じです。

総合:8/10
戦闘:9/10
内政:2/10 ※最近のKOEIゲームに内政を期待してはいけません
外交:4/10
価格:1/10 ※1万円越えは高すぎる気もします。GMGとかで買いましょう。半額です。

戦闘以外の評価は、自由度が少ないので低いのですが、それを補って余りある戦闘の出来の良さが総合評価を押し上げました。戦闘画面は正直、見た目は地味ですけど、戦略と戦術をしっかりと考えて戦っていかないと生き残れない、硬派なゲームだと思います。

最初に書いたバグも、現在のバージョンではしっかりと修正され、動作は問題ありません。
とはいえ、最近この手の話がKOEIは多いので、もう少しバグを取り切ってから発売してほしいものです。1万円以上とるきなら。


最大の特徴は兵站線の構築にあり
今作の特徴を一番わかりやすく表しているのは、この画像ではないかと個人的に思います。
024
■引用元:4Gamer

自分のプレイ画像を使おうとも思ったんですけど、こんな綺麗に危うい状態を示せているのはなかなかなくって、引用しました。

解説しますと、オレンジ色(馬騰軍)が黄色の国の領土奥深くに攻め込んでいる状態です。
自軍ユニットが通り過ぎた後は占領地となり、ここが兵站線となります。

今回の三国志では、兵糧を運搬しなくて良くなった半面、この兵站線が途絶えると部隊が簡単に混乱し、士気が低下、敵軍に簡単に撃滅されます。

この兵站線をうまく分断できれば、大軍にも劣勢の軍で勝負にでることができます。
したの画像は私の今プレイしている実際の画面です。
三国志14-3

緑が劉備陣営です。ピンクの袁術軍に画面中央下の方で兵站線が分断されているのがわかるかと思います。この先にいた軍は、混乱の上全滅しました。

しかし兵站線がつながってさえいれば、序盤は遠隔地へ同盟国の隙間を縫って一気に攻め込むことも可能です。
劉備はこの画面で行くと、右上の緑の部分、平原がスタートの地なんですが、中央にも緑の占領地があります。
三国志14-2

反童卓連合軍で劉備でプレイをはじめたので、最初同盟国に囲まれてすることがなかったんです。
そこで平原より陳留へ、他の同盟国(水色と赤)に水路が占領される前に全軍ででて、湊を制圧。そのまま付近のマスを占領しながら敵が野戦を挑んでくるのを待つことにしました。

川沿いを占領していると、隣国が小沛より陳留に対し進軍をはじめましたので、これの兵站線を断つ位置に3000の軍で布陣すると、いい具合に共倒れしてくれました。

そのおかげで兵力差は劉備軍有利となり、何とか陳留を制圧できました。


これとは逆に、対馬騰戦では、長安と天水より出陣した14万の劉備軍がたった3000の部隊に兵站線を絶たれたため士気が低下、混乱し動けなくなり10万の馬騰軍に包囲殲滅されました。
三国志14-6

このようなことを避けるために、今回のゲームでは私なりの兵站線の維持の方法として、主力部隊の後方に機動力重視の陣形の部隊を少数でよいので複数おき、兵站線を敵が分断しようとしたらこの部隊が立ちはだかっている間に、できればその部隊の兵站線をこちら側が寸断してやると、統率力・武力が弱い部隊を兵站線維持係にあてても、何とか自軍の兵站線を維持できます。

仮にその武将が捕虜となっても、今作ではあまりバサバサと処刑しないので、最終的に勝利すれば武将も帰ってきますからね。


AIについて -軍勢が思い通りに進まない-
戦闘の時には、自軍の行軍ルートをこまかく設定しないと、思ってもみない方向にいったりします。
これはAIがレビューにあったように馬鹿なのかなとか最初思いましたが、どうやら陣形によってや軍の規模によってとれるルートが変わってみたり、また街道ができあがっていればそちらを通ったりすることが原因としてあるように思います。

その対策として、経由地が5か所設定可能です。これを活用すれば、そんなに苦ではないように思えます。
三国志14-4

ただ、気を付けないといけないのは、戦闘中の相手国と隣接する国で、非同盟国の領地を通過する可能性がある場合です。AIは設定された目的地の間に第三国の占領地があっても、そこを通り過ぎることがあります。

その結果、私は対童卓戦で疲弊している時に何度も袁術の領地を意図せずに通過し、戦闘をしかけられて大変な目にあいました。虎牢関に軍を集めている背後に、開始早々に曹操を撃破し吸収した袁術が迫ってくる、そんな局面を何度も外交でお金を積んで手打ちにしました。

でも考えてみれば、この時代の情報伝達の技術的にはリアル志向ともいえなくはないかも知れませんね。


武将のスカウトにつきまして
今作は、武将が義理堅いように思います。
また弱小勢力ではじめると、武将がいないことで行動が大きく制限されます。

劉備で始めた私は、最初の1名を獲得するのに1年かかりました。
本当に捜索してもいないんです。武将。そして中々登用できないんです。


しかしこれがある程度大きな勢力になってくると、部下から推挙してきたりするようになります。
この推挙される頃には、やっと戦闘で勝利してとらえた武将が、ある程度登用できるようになってきます。それでも有能な武将は中々登用できませんけど。
三国志14-13

全土の1/5程度の領土を占領した頃ですかね、やっと有能な武将がそろってきて、軍団を創設して任せることができるようになってくるのは。


官位について
官位は自分の官位があがってくると、部下に与える官位も増えてきます。
三国志14-12

そこで考えないといけないのは、序盤に苦しい時期に、無能な武将に高い官位を与えてよいのかという所ですね。
この官位、剥奪すれば忠誠心も落ちます。
そして忠誠心はこれ以外に、時間が経過すると落ちてくる武将が多いので、維持するのにお金が結構必要です。

ただ今作は、この官位、貢献度とかないので、いきなり有能だなと思った武将には高い官位を与えることも可能です。
三国志14-14

1万を超える兵を率いることができる将軍と名がつく役職は、序盤には自分の官位が低いのでそもそも部下に与えることはできませんが、これを与えることができるようになる時には、よく考えて任官しましょう。


内政について
内政については、面倒でも最初にチュートリアルをやるとわかりやすいです。
基本的には役割に人を任命して、そこからの提案を費用を見つつ許可するという作業くらいです。

チュートリアルをクリアすると、古武将がもらえるので、是非やってみてください。


外交について
今作では、同盟は簡単に破ってこないので、敵を限定するためにも、費用をかけてやるべきです。
そしてこちらがある程度の勢力となると、向こうから同盟を申し込んできます。
その辺、過去作に比べてAIは賢くなっているように思えます。

援軍については依頼する項目はあるものの、あまり今作では期待できませんね。
というのも、結構移動に時間がかかるんです。軍勢の。

攻めに行くならともかく、防衛線では援軍は間に合わないことが多いです。



以上、少し長めのレビューとなりましたが、いかがでしたでしょうか?